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高効率多結晶一方向凝固シリコンゴットのキャラクタリゼ-ション

研究課題

研究課題/領域番号 01603512
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

梅田 高照  東京大学, 工学部, 教授 (50011078)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1989年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード多結晶シリコン / 一方向凝固 / ライフタイム / 流動凝固解析
研究概要

本研究は、SOG-Siによる一方向凝固多晶型インゴットのキャラクタリゼ-ションと効率劣化の原因の解明を目的とし、特にインゴットが受ける熱覆歴が効率に与える影響を粒界と関係づけて検討した。また、次世代多結晶シリコインゴットのプロセッシングとして期待されているコ-ルドクル-シブル法の凝固シミュレ-ションを行い、インゴット作製条件を検討した。
酸素を多量に固溶した単結晶および多結晶ウエハ-を600〜1200℃で熱処理し、ライフタイムを測定した結果は、前者のライフタイムは減少し、後者のライフタイムは増加した。多結晶インゴット粒内のライフタイムは単結晶と同様減少したが、粒界をはささむ局所ライフタイムは著しく増加した。このような一方向凝固インゴットの粒界はdenuded zoneの生成により純化されていると思われ、このような粒界構造を積極的に利用した太陽電池用セルの可能性が示唆された。なお、光電変換効率は両結晶とも熱処理により劣化し、ライフタイム測定のみを効率の指標とすることは多結晶インゴットにおいては適切でない。この原因は前述の粒内・粒界の析出状態の相違によるものである。
インゴットの熱覆歴を評価するため、輻射を考慮した凝固・熱伝導解析を行い、吸引鋳造、一方向凝固インゴットの最適製造条件の検討手法を確立した。さらに、コ-ルドクル-シブル法に対応するために、電磁誘導法、自然対流を考慮した流動韓固シミュレ-ションを完成させ、これらの流動の凝固に及ぼす影響を検討した。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 梅田高照他: "太陽電池用一方向擬固多結晶シリコンの特性評価" 日本金属学会誌.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 梅田高照他: "VARの流動凝固解析" 鉄と鋼.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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