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有機物修飾金属の水素貯蔵特性

研究課題

研究課題/領域番号 01603530
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関山口大学

研究代表者

今村 速夫  山口大学, 工学部, 助教授 (60136166)

研究分担者 酒多 喜久  山口大学, 工学部, 助手 (40211263)
土屋 晉  山口大学, 工学部, 教授 (10016719)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1989年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード水素吸蔵合金 / 水素貯蔵 / 有機物修飾 / マグネシウム金属 / マグネシウム系合金 / 金属水素化物 / 有機マトリックス / 電荷移動錯体
研究概要

溶媒和したマグネシウム粒子の調整条件を検討するとともに、初期水素化速度におよぼす因子を定量的に把握し水素化挙動と特性評価をおこなった。また合金-有機物系については、修飾の結果形成されるEDA錯体を解析し、有機物修飾の効果と水素化促進との関係を検討した。
1.マグネシウム金属-有機物系の評価と検討
Mg金属-有機物系試料の調製については、低温の有機マトリックス(THF、ベンゼン、ペンタン)中にMg金属蒸気を分散凍結しておこなったが、調製条件による特性への影響について電子顕微鏡観察を併用して詳細に検討した。ここでは、Mg金属蒸気が有機マトリックス中に高分散されるため生成する金属粒子は有機物によって保護され、有機物修飾は形態的にもMg粒子の熱安定性を著しく向上させ水素化特性を高めていることがわかった。水素化反応では、水素化率aが0<a<0.2-0.4の初期過程においては表面反応により、また後期(0.4<a)にかけては生成水素化物中の水素の拡散によって支配されていることがわかった。
マグネシウム合金-有機物系の評価と検討
Mg系合金(Mg_2Ni,SmMg_3)-有機物系の調製では電子親和性の比較的高い有機物(アントラセン、フタロニトリルなど)を用い、修飾条件と特性について評価検討をおこなった。Mg_2Ni,SmMg_3合金の水素化挙動に関しては、有機物修飾系と未修飾系について動力学的に比較検討した。有機物修飾の結果形成される電荷移動錯体のキャラクタリゼ-ションをおこなった。また、その化学的性質についてH_2-D_2交換反応やESR測定より検討し、合金-有機物系による水素分子活性化と水素化機構を考察した。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 今村速夫: "希土類金属間化合物の表面特性と触媒作用" 表面. 26. 857-867 (1988)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] H.Imamura: "Characteristics of Hydrogen Absorption by Organic Compound-Modified Mg and Mg-Ni Systems." J.Less-Common Met.153. 161-168 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] H.Imamura: "Improved Hydrogen Storage by Mg and Mg-Ni Modified by Organic Compounds." J.Less-Common Met.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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