研究課題/領域番号 |
01604010
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
堂山 昌男 名古屋大学, 工学部, 教授 (40010748)
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研究分担者 |
今井 淑夫 東京工業大学, 工学部, 教授 (50016557)
若槻 雅男 筑波大学, 物質工学系, 教授 (50114153)
小泉 光恵 龍谷大学, 理工学部, 教授 (80029826)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
13,100千円 (直接経費: 13,100千円)
1989年度: 13,100千円 (直接経費: 13,100千円)
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キーワード | 極限状態 / 非平衡状態 / 作製プロセス / 機能性材料 |
研究概要 |
新規な材料として面心立方格子の鉄を銅中に数層積んだ多層膜を分子線エピタキシー法で作製し、鉄が5層以下では垂直磁化、5層以上では面内磁化であることがわかった。面心立方格子鉄は何れの場合も強磁性であった。 BI型NbN系窒化物は耐放射線を有する安定な超伝導材料で、高耐熱性、高硬度、金属的導電性等セラミックス材料としても優れた特性を有する。窒化燃焼による超伝導NbN成形体の合成と反応性スパッタによるMo_<1-x>MxN(M=Nb,2r)の薄膜の合成を行い、それぞれの特性を評価し応用の可能性を検討した。 新規な材料として期待される炭素と窒化ほう素について、各種相の固溶関係を、高圧・超高温下に系統的に探索した。黒鉛とhBNの間には2種類(黒鉛型とhBN型)、ウルツ鉱型高圧相には1種類、それぞれ固溶体の存在を見出し、格子定数、出現する組成領域など固溶系のほぼ全貎を明らかにした。またhBN型固溶体からwBN型への相転移も確認した。黒鉛から六方晶ダイヤモンドへの相転移には中間相を見出し、転移機構の新描像を得た。 かさ高くて硬いテトラフェニルチオフェン構造を含むポリイミドに半屈曲性構造のポリイミドを共重合させることにより、靱性の改善された共重合体フィルムが得られること、また剛直鎖棒状構造のポリイミドの導入によっては引張特性は改善されないことを明らかにした。ポリベンゾオキサゾール単独重合体のフィルムは、ガラス転移点と引張弾性率が相当する構造からなるポリイミドフィルムのそれに近いこと、また、共重合により熱特性や引張特性の異なるフィルムが作製できることを明らかにした。
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