研究課題/領域番号 |
01610008
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
寺本 俊彦 神奈川大学, 理学部, 教授 (80013556)
|
研究分担者 |
角皆 静男 北海道大学, 水産学部, 教授 (00001587)
半田 暢彦 名古屋大学, 水圏科学研究所, 教授 (00022559)
望月 仁 電気通信大学, 教授 (60017275)
茱円 正明 鹿児島大学, 水産学部, 教授 (30041700)
永田 豊 東京大学, 理学部, 教授 (80011493)
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1989
|
研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
|
配分額 *注記 |
53,100千円 (直接経費: 53,100千円)
1989年度: 53,100千円 (直接経費: 53,100千円)
|
キーワード | オイラ-的側流 / ラグランジュ的測流 / 数値シミュレ-ション / セジメント / 流体模型 |
研究概要 |
最終年次を迎え、各研究班とも、まとめを念頭に置きながら活動した。総括の役を担う本班は、研究の方向づけ、各班間の連絡調整を行うため、4回の実行委員会および2回の総括班会議を開いた。本年度およびそれまでの研究成果を発表し合い、討論を通じてそれぞれの研究間の関連を強め、焦点のよく絞られた研究とするため、および本研究に属さない研究者の批判や評価をも参考にするため、公開の研究成果発表シンポジウムを、1月22,23日にわたって行った。そのシンポジウムの成果をうけ、来年度一杯かけて成果のとりまとめを行った上、その内容を英文成書として刊行するべく、編集委員会を作って検討を行い、仮の目次と各章、各節の執筆予定者をきめた。また、研究の意義を一般に理解してもらう目的をもって刊行してきた、ニュ-スレタ-を4回発行した。 全体としての主な研究成果は次の通りである。本研究を計画するに当り、前提として提出され、本研究を通じてその検証を行うことが直接目的とされた。フィリピン海の中・深層循環像は、オイラ-的側流、ラグラルジュ的側流および数値シミュレ-ションを通じて、大体、妥当であることが明らかとなった。各種の無機および有機物質を付着或は吸着させ、比較的素速く沈降することにより、それら物質を鉛直下向きに輸送するセジメントの振舞と、中・深層における物質分布に果す役割が明らかにされた。流体模型実験や数値実験を通じて、深層水の力学的振舞について、新しい知見を得た。
|