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哺乳動物個体に導入された外来遺伝子の安定性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 01619002
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関日本大学

研究代表者

井上 正  日本大学, 農獣医学部, 助教授 (90124213)

研究分担者 手塚 英夫  国立遺会学研究所, 分子遺伝研究系, 助手
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードトランスジェニックマウス / 外来遺伝子 / ラムダファージ
研究概要

トランスジェニックマウスとラムダファージ試験管内パッケージ法を用いて,哺乳動物生殖細胞/個体レベルで外来遺伝子の安定性を検討しうる系の開発を目指し,以下の実験を行った.
遺伝子マーカーとして選択した大腸菌supF遺伝子はトランスファーRNAの構造遺伝子でありamber変異をサプレスするが、この遺伝子をプラスミドpBR322に組込みさらにこれを、試験管内でパッケージすることが出来るラムダファージEMBL3に導入し多くの組換え体を得、これらの制限酵素地図を作成するとともに、試験管内パッケージの効率の高いものを選択した。組換えファージのsupF遺伝子に生じた突然変異は、適当な大腸菌指示菌(lacZam)を用いてプラークの色の変化として、容易に検出でき、さらに、挿入されている、pBR322を切り出すことにより、変異部分の塩基配列も簡単に決定できる。実際、このファージを、紫外線照射した大腸菌内で増殖させると、線量に依存して突然変異頻度が増加し、突然変異株の塩基配列を決定できた。上記組換えファージDNAをマウス授精卵に導入し、ラムダに含まれるsupFをトランスジーンとして保有するマウス系統をサザン法により選択し、現在までに2系統のトランスジェニックマウス系統を得た。それらのDNAを試験管内パッケージすることにより、マウス細胞で生じたsupFの変化を大腸菌を用いて検出/定量することをこころみ、パッケージの効率や、塩基置換の頻度などに関して、解析を行っている。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kuroda Y.& Inoue T.: "Antimutagenesis by factors affecting DNA repair in bacteria" Mutation Res. 202. 387-391 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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