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クラスII遺伝子導入トランスジェニックマウスの免疫学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 01619505
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

木本 雅夫  佐賀医科大学, 医学部, 教授 (40153225)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1989年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードトランスジェニックマウス / クラスII分子 / T細胞クロ-ン / アイソタイプ混合 / モノクロ-ナル抗体
研究概要

1.Eαd遺伝子導入トランスジェニックマウスの系統化。昨年度に引き続き、B6Eαdマウスの継代、維持を行なった。Eαd遺伝子の発現を蛍光抗体法およびT細胞クロ-ンを用いた機能的解析法により調べたところ、安定して子孫に伝達されていることが確認された。2.Ed遺伝子の他のハプロタイプのマウスへの導入。様々なH-2ハプロタイプのマウスとB6Eαdマウスを交配させて作ったF1マウスのEαd遺伝子の発現を同様の方法により調べたが、いずれのマウスにおいてもその発現が確認された。3.B6Eαdマウスに発現される新たなクラスII特異性の解析。アロ抗原反応性T細胞クロ-ンおよび抗原特異T細胞クロ-ンを作製し、B6Eαdおよ(BALB/c×B6Eαd)F1マウスのクラスII特異性を機能的に解析すると、これらのトランスジェニックマウスに特異的に発現しているクラスII分子の存在が示された。モノクロ-ナル抗体を用いた阻止実験ならびに色々なマウスを用いた実験からそれがアイソタイプ混合AβEα分子であることが確認された。また、このアイソタイプ混合クラスII分子に反応する特異抗体を作製した。これを用いた実験から、正常マウスの卑細胞をIL-4で刺激するとアイソタイプ混合クラスII分子の発現が誘導されることが明らかにされた。4.Aβd遺伝子を導入したトランスジェニックマウスを山村研一(熊本大学)から入手し、継代、維持している。導入Aβd遺伝子の伝達ならびに発現は安定していることが確かめられている。B6EαdマウスとのF1を作り、Aβd遺伝子の発現を調べると、AβdAαb以外にAβdEαdアイソタイプ混合クラスII分子の発現も認められた。現在この分子の機能的解析を行なっている。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Kimoto,M.,Seki,K.,Matsunaga,M.and Mineta,T.: "Unique mixed lymphocyte stimulating determinants in Eαd gene introduced C57BL/6 transgenic mice." Immunology. 67. 154-159 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Mineta,T.,Seki,K.,Matsunaga,M.and Kimoto,M.: "Existence of mixed isotype AβEα class II molecules in Eαd gene introduced C57BL/6 transgenic mice." Immunology. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Matsunaga,M.,Seki,K.,Mineta,T.,and Kimoto,M.: "Antigen reactive T cell clones restricted by mixed isotype AβdEαd class II molecules." J.Exp.Med. 171. 577-582 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 木本雅夫: "アイソタイプ混合クラスII分子-HLAと疾患感受性の相関を説明する分子-" 医学のあゆみ. 149. 90 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 木本雅夫: "最新免疫学,「免疫細胞のMHC拘束」" 山村雄一編,同文書院, 635-650 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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