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ウィルス遺伝子導入によるRNA型ウイルス抵抗性マウスの作成

研究課題

研究課題/領域番号 01619507
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北里大学

研究代表者

柴 忠義  北里大学, 衛生学部, 教授 (80187385)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1989年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードセンダイウイルス / トランスジェニックマウス / ウイルス抵抗性マウス / F-タンパク / HN-タンパク
研究概要

センダイウイルス(HVJ)の抗原決定部位(F-タンパク、HN-タンパク)の遺伝子を導入したHJVウイルス抵抗性のトランスジェニックマウスの作出を目的としてHVJウイルスRNAからcDNAを合成し、F,HN-タンパクに相当する遺伝子部分を単離し、この遺伝子の上流にプロモ-タ-として本年の実験計画通りヒト-アクチン遺伝子のプロモ-タ-を結合させた遺伝子を作出した。この際、F,HNタンパク遺伝子は正・逆両方向に導入したクロ-ンを作製した。正方向のクロ-ンは、細胞内で発現させた。F,HN-タンパクがウイルスの細胞側レセプタ-と競合することにより抵抗性マウスが得られることが予想されるし、又、逆方向に結合したクロ-ンは細胞内でアンチセンスm-RNAが合成されることによりウイルス特異的タンパクの合成が抑制されることが予想される。構築されたクロ-ンをマウス胚に導入することによりトランスジェニックマウスを作出した。現在、F遺伝子の正方向(pHβFSV)と逆方向(pHβRFSV)を導入しマウスとHN-遺伝子の逆方向(pHβRHNSV)を導入したマウスが得られた。これらのマウスについて臓器別の発現を調べてみるとpHβFSVを導入したトランスジェニックマウスが4クロ-ン得られ脳及び膵臓でm-RNAの発現が見られてpHβRFSV、pHβRHNSVについては各臓器での発現を見出すことが出来なかった。なお得られたトランスジェニックマウスについてはHVJ感染によるウイルス抵抗性試験を行う予定であり、まだ得られていない。他のクロ-ンについてはトランスジェニックマウスの作出を行っていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 冨樫伸,柴忠義: "新基礎生化学講座7 遺伝子工学" 海老原熊雄(丸善), 297 (1988)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 冨樫伸,柴忠義: "トランスジェニックバイオロジ-" 加藤勝久(講談社), 168 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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