研究課題/領域番号 |
01625005
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐藤 次高 東京大学, 文学部, 助教授 (10012981)
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研究分担者 |
小杉 泰 国際大学, 大学院・国際関係学研究科, 助教授 (50170254)
川北 稔 大阪大学, 文学部, 教授 (70107118)
加納 啓良 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (00134635)
加納 弘勝 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (20214497)
上田 信 立教大学, 文学部, 専任構師 (90151802)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1989年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 人口移動 / 街区 / アイヤール / タリーカ / 祭 |
研究概要 |
「都市の内部ネットワーク」を研究課題とするE班は、平成元年度中に研究会を4回、研究打ち合せ会を2回開催した。第1回の研究会はK班、R班との合同で行われ、「外からみた『イスラム都市』」をテーマに、中国およびヨーロッパの専門家の目からみた「イスラム都市」について討論した。第2回は、「都市を読む」の第2回目としてハキーム著の『アラブ・イスラム都市』をとりあげた。第3回はR班との合同研究会であり、「ムスリム都市とヨーロッパ都市」のテーマの下に、新しい比較の視点を求めて活発な議論が展開された。最後の第4回もJ班、R班との合同で行われ、「都市と祭」についてアラブ、東南アジア、ヨーロッパの具体的事例が報告された。 また研究打ち合せ会では、研究分担者相互の情報交換を行うと共に、都市の内部ネットワークについての研究をどのように進めていくベきかが討論された。結論だけを要約すれば、これまでの研究に加えて、神秘主義教団と街区住民との関係、パブ・チャイハネ・茶館、人口移動の問題を扱うことが、内部ネットワークの解明には不可欠であることが確認された。またE班独自のテーマとして、これからも「都市を読む」読書会を来年度も続けることが提案された。 都市研究をすすめるためには、関係図書を利用することが不可欠であるが、E班では研究分担者から必要文献のリストの提出を求め、英語、フランス語、ドイツ語のイスラム都市関係図書をそれぞれ数十冊ずつ計75冊を購入した。
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