研究課題/領域番号 |
01626011
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
井上 早苗 東京女子大学, 文理学部, 教授 (50086790)
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研究分担者 |
吉野 公喜 筑波大学, 心身障害学系, 助教授
山田 麗子 国立身体障害者リハビリセンター研究所, 障害福祉研究部, 室長
高杉 弘之 国立特殊教育総合研究所, 重複障害教育研究部, 室長
菅井 邦明 東北大学, 教育学部, 助教授
柴田 保之 国学院大学, 文学部, 講師
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1989年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | コミュニケーション行動 / 環境との相互交渉 / 行動観察 / 実践研究 / 心理学的診断 / 重度・重複障害児 |
研究概要 |
コミュニケーション行動を人が人を含めた周囲からの働きかけを受容し、自らも行動を起こして外界に働きかける、という環境との相互交渉として捉え、以下のような研究を実行している。 1.研究班の各人がすでに行っている実践研究を続行し、必要に応じて新しい事例を開始する。 2.学習内容は子どもの行動様式、水準に応じて(1)外界に対して行動を自発する自己運動系の統制学習、(2)外界の事象に選択的に対応行動を引き起こす概念行動の基礎学習、(3)言語を持たない子どもにも有効な信号によるコミュニケーション行動の成立、(4)言語信号系の習得。(5)言語信号による記号操作の基礎学習に大別される。 3.本年度は各事例について共働で検討する研究協議会を月一度開いた。われわれは子どもへの働きかけに際し、それぞれが持っている行動成立についての仮説に従い、終始子どもの行動を観察し、判断を加え、その判断に基いて具体的な学習素材を考案して子どもの前に外界として準備する。この時、何を前提としているかという点について、共通理解を得る方向で研究協議をすすめた。その過程の中から、コミュニケーション行動の位置づけ、および規定要因について新たな視点が提示された。
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