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発達初期コミュニケ-ションの定量的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01626018
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関国立小児病院

研究代表者

小林 登  国立小児病院, 院長 (50009916)

研究分担者 石井 威望  東京大学, 工学部, 教授 (70010684)
渡辺 富夫  山形大学, 工学部, 助手 (30167150)
岩田 洋夫  筑波大学, 構造工学系, 助手 (60184884)
二瓶 健次  国立小児病院, 神経科, 医長
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード哺乳行動 / 味覚物質 / 吸啜反応 / テレビ / 視聴行動 / コミュニケ-ション / 早期診断
研究概要

我々は発達初期のコミュニケ-ションを検討するにあたり、種々の感覚器官、即ち視覚、聴覚、味覚などを介して新生児、乳児期のコミュニケ-ション、行動の解析を行った。
1.新生児、乳児の味覚物質に対する哺乳行動:味覚物質そして甘味、苦味、塩味、酸味の4基本味覚物質を用い、これらに対する哺乳行動を哺乳圧計により哺乳周期、哺乳パタ-ンなどの波形分析により解析した。
対象は健康新生児、ハイリスクベビ-、哺乳障害児とした。健康新生児については甘味に対して最も強く、苦味に対して最も弱い哺乳パタ-ンを示した。塩味、酸味に対してはその中間をパタ-ンを示した。しかしハイリスクベビ-は甘味苦味に対しての差は見られず、これらの味覚に対する識別は無いものと考えられた。哺乳困難児は哺乳の周期が不規則でPause,huratの行動分離が悪い。又哺乳困難児、ハイリスクベビ-は空気の空吸いの吸啜の周期は健康新生児に比し早く短かい。
2.乳幼児のテレビ視聴行動:乳幼児の好きな番組と関心をもたないと思われる番組を交互に組合わせ1つの長さに構成したものを7ケ月から2才4ケ月の子供に見せ、その視聴行動を解析した。児は番組を選択視聴を行ない、好きな番組は集中して見、嫌いな関心のない番組に対しては、テレビを見ずに他の行動をとる。しかし番組がかわったり、音楽が変わったりすると再びテレビに集中して選択する。これらの反応は児の発達段階に応じた行動をとる。これらのことからテレビに対する視聴行動から、児の発達段階、視覚、聴覚の異常の早期診断にも有用と考えられた。
以上、味覚、視覚、聴覚を介しての乳児幼児の反応を観察することがコミュニケ-ションの障害の早期発見に有用であると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Keiko Mizukami: "Tele thermogrophy in Mesuvemert of Tntamt′s Zeuly attclueut" Neuvoleiology of early intant behavior. 249-259 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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