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障害児のコミュニケ-ション機能触発のためのバイオフィ-ドバックシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 01626504
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関山梨大学

研究代表者

山口 勝弘  山梨大学, 教育学部, 教授 (60020434)

研究分担者 松井 紀和  山梨大学, 保健管理センター, 教授 (10157232)
重永 実  山梨大学, 工学部, 教授 (20020282)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1989年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードCAI / バイオフィ-ドバック / 音声認識 / 発話訓練 / 教育機器開発 / 学習形態 / 特殊教育
研究概要

1.単語認識装置について
増幅した音声を16chの帯域ろ波器群(250〜4757Hz、1/4オクタ-ブ間隔)により周波数分析をし、平滑回路を通した出力を10msec毎に10ビットでパソコンに入力して、母音の認識に使用している。今回応答の速さを向上させるために32ビットのパソコン上にインプリメントした。声の大きさ、音声波形の振幅包絡の表示とともに、母音の識別および母音と語中の無音区間の識別による単語の識別の基本部分が動作するような改良作業を完了した。その結果、1つのプログラム(課題)を難易度の異る水準で提示できるようなシステムの利用が可能になった。
2.ソフトウエアの試作について
プログラムは基本的には子どもが日常生活の対人関係の中でコミュニケ-ションを営む際に頻回に使用され、また、学習していればコミュニケ-ション形成に貢献すると思われる基本的かつ緊急度の高い言葉や概念の学習を可能にすべく課題を選定した。それらを便宜的に(1)料理シリ-ズ(2)飲み物シリ-ズ(3)人間&動物シリ-ズの3つに分け、シリ-ズ毎に表示図形を製作し、これらの図形の入力作業を終了した。併せて、st.1:単純な発声st.2:単語の一部の音韻の発声st.3:単語の正確な発声の3段階で1つの課題に取り組めるようなソフトの製作を行った。
3.今後の展開
数例の学習障害児を対象に本システムの臨床実験を継続しているが、それらを通してシステム全体の総括、使用上の留意事項、教育効果等を吟味し、システム使用上のマニュアル作成を予定している。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山口勝弘: "母音発音練習システムをベ-スにした障害児のためのバイオフィ-ドバックシステムの開発" 電子情報通信学会技術研究報告[教育工学]. ET89. 53-56 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 山口勝弘: "障害児のコミュニケ-ション機能触発のためのバイオフィ-ドバックシステムの開発-単語認識について-" 文部省科学研究費補助金重点領域研究「コミュニケ-ション障害児の診断と教育に関する研究」平成元年度研究成果発表会発表論文集. 79-82 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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