研究課題/領域番号 |
01631504
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
石田 武和 茨城大学, 理学部, 助手 (00159732)
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研究分担者 |
佐々木 悳 茨城大学, 理学部, 助手 (60007565)
菅野 正吉 茨城大学, 理学部, 教授 (00007759)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1989年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 酸化物高温超伝導体 / Bi系酸化物超伝導体 / クエンチ |
研究概要 |
1)3種のBi系酸化物超伝導体について高温からのクエンチとフェノ-ル処理が超伝導転移温度(Tc)に及ぼす影響を調べた。Bi2201相のTcはクエンチにより6Kから17Kに上昇し、転移開始温度は60Kに達することがわかった。同様に、Bi2212相のTcは69Kからは96Kに上昇した。Bi2223相のTcはクエンチ温度650℃以下で110Kのままである。Bi2201相とBi2212相のフェノ-ル処理でも同程度のTcの上昇がみられた。 2)Y系酸化物超伝導体の高調波帯磁率の実験と理論計算の比較から多結晶試料のグレ-ン間の結合は超伝導から見ると第2種超伝導に相当することを明らかにした。 3)ホ-ルとスピンが相互作用するはCuO_2面の超伝導モデルを提案しホ-ル濃度の関数として相図を描いた。Cuスピンのドメ-ン構造が超伝導と磁性に本質的役割を果たすことを指摘した。
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