研究課題/領域番号 |
01633012
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
相磯 秀夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (90051250)
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研究分担者 |
村岡 洋一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50182085)
富田 眞治 九州大学, 大学院総合理工学研究科, 教授 (40026323)
田中 英彦 東京大学, 工学部, 教授 (60011102)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
17,700千円 (直接経費: 17,700千円)
1989年度: 17,700千円 (直接経費: 17,700千円)
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キーワード | 高次コミュニケーションシステム / ニューロコンピューティング / Gaussian Machine / 隠喩理解システム / マルチメディア情報処理 / 可変構造並列コンピュータ / 電子化図書 / ニューラルシステム構築ツール |
研究概要 |
本研究は人間と機械の間で円滑な高次コミュニケーションを可能にするシステムを構築する技術を確立することを目的とし、平成元年度は以下の研究課題について研究を行っている。 研究課題(1):基本機能モジュールとアルゴリズムに関する研究 主としてニューロコンピューティングに焦点をあて、既存のニューロンモデルを包含し、より優れた特性を備えた汎用モデル"Gaussian Machine"を提案し、その有用性を理論的に示した。また、種々の最適化問題や時空間パターンの弁別・認識に適用し、解の収束性能が改善されることを実証した。ニューラルシステムのVLSI化を目指して、アナログ型ならびにディジタル型の回路を設計し、その基本回路の試作を行った。 研究課題(2):知的コンピュータアーキテクチャに関する研究 自然言語理解を行う際に必要な隠喩の理解をニューラルネットワークを用いた連想網を用いて行っている。実際に小規模な実験システムを試作し、その学習効果などについて考察を加えている。また、マルチメディア情報処理を指向した知的可変構造型並列コンピュータの開発を行っている。特に、問題向きに相互結合網のトポロジーとメモリアーキテクルゴリズムなどについて検討を行い、128台の処理装置から成る試作システムを実現しつつある。 研究課題(3):高次コミュニケーションシステムの開発に関する研究 高度なマンマシン・インタフェースの実現を目指して、自由に情報を伝えられるマルチメディア・データベースシステムの構築を進めている。「鳥の図鑑」を具体例とした電子化図書を試作し、多様なメディア変換や検索にニューラルネットワークの考え方を適用している。また、ニューラルシステムのための構築ツールの開発も行っている。
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