研究課題/領域番号 |
01633519
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
寺田 浩詔 大阪大学, 工学部, 教授 (80028985)
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研究分担者 |
西川 博昭 大阪大学, 工学部, 助手 (60180593)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1989年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 高次連想処理アルゴリズム / VLSI / 超並列連想処理方式 / デ-タ駆動 / 図的言語 / 流れ形処理概念 |
研究概要 |
本年度は、昨年度の流れ形処理概念による超並列高次連想処理アルゴリズムの基礎的検討をさらに発展させ、以下のような成果を得た。 1.超並列高次連想処理アルゴリズムの実現法の基礎的研究 超並列高次連想処理アルゴリズムの流れ形処理概念による実現法の基礎を築くため、デ-タ駆動原理に基づく、いわゆる構造体デ-タの高度並列処理形実現法の可能性を検討した結果、(1).安全な高度並列実行を実現するためには、まず構造体デ-タ処理におけるデ-タ構造および処理内容といういわゆる文脈に関する情報の獲得が必要であること、このためには、(2).従来行われてきたプログラム構造水準の解析的手法に代えて、宣言的な仕様記述水準から完結した構造体デ-タ処理に関する文脈を導出する方式が有効であること、また、(3).任意の水準の粒度の並列性を実現できるというデ-タ駆動原理が本来有する特長を活用して、導出された構造体デ-タ処理に内在する高度並列処理性が実現可能であること、さらに、(4).上記の検討を通じて得られた構造体デ-タの高度並列処理体系を超並列型に発展させるための検討には、いわゆるニュ-ロ計算モデルが有望なものとなることなどの知見が得られた。(研究発表の1,3,6番目参照) 2.超並列高次連想処理アルゴリズムの実行方式の基礎的研究 超並列高次連想処理アルゴリズムの実行方式の研究の一環として、ニュ-ロ計算モデルに関して検討を加えた結果、(1).多数のニュ-ロプロセスのプロセッサトポロジ上への分散配置手法およびΣ演算のノンストリクトな実現法が重要であること、(2).高性能かつ柔軟な機能を持つエミュレ-タが、流れ形処理概念によるデ-タ駆動形プロセッサ上に構成可能であることを確認した。(研究発表の2,4〜6番目参照)
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