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人間の認知・学習機構の並列情報処理モデルに基づく高次コミュニケ-ション機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01633525
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

安西 祐一郎  慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (40051875)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード制約表現 / 学習 / 知識獲得 / 空間的知識 / 制約論理プログラミング / パタ-ン情報処理 / 認知
研究概要

1.仮説生成推論システムの開発と改良
パタ-ン情報から記号情報を仮説として生成し、その結果を推論に用いるためのプログラミングシステムとして、制約論理プログラミングを効率的に行うシステムを開発した。本システムは、遅延実行等の通常のメカニズムを備えているだけでなく、大域変数の束縛に関する環境管理をサポ-トしている点に特徴がある。
2.仮説生成推論システムとパタ-ン認識・学習システムの統合およびそのシステム化
1.に述べたシステムを用いて、空間的知識の事例から、その制約表現記述を制約論理プログラミング言語のプログラムの形で生成するアルゴリズムを定式化し、計算機上に実装した。本アルゴリズムにおいては、知識獲得システムへの入力は空間的関係の正事例、負事例のパタ-ン表現であり、出力はそれからの例を値として満たすような制約式の集合である。システムは、パタ-ン表現に含まれる対象間の距離や方向に関する制約表現を生成し、その結果をさらに1.に述べた推論システムのプログラム表現に変換する。このプログラムは、そのままの形で実行できるから、知識表現システムとしてそのまま使える点に大きな特色がある。ただし、現状では、取り扱える制約表現は線形方程式、線形不等式に限られている。
人間の認知・学習機構のコミュニケ-ションに関連した大きな特徴は、言語だけでなく非言語情報によるコミュニケ-ションがきわめて重要だということである。この点を考えると、本研究の成果は高次コミュニケ-ション機構の基礎づけを与えるものとして位置づけることができる。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yuichiro Anzai: "Knowledge-based problem solving with incomplete knowledge bases" In M.Tokyo,Y.Anzai and A.Yonezawa(eds.),Concepts and Characteristics of Knowledge-based Systems. 349-367 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuo Hiraki: "Acquisition of Spatial Knowledge and constraint-based language" Proceedings of Workshop on Learning. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 開一夫: "制約表現を用いた空間的関係の獲得機構について" 情報処理学会第40回全国大会講演論文集. 341-342 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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