研究課題/領域番号 |
01633526
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
上野 晴樹 東京電機大学, 理工学, 教授 (00082842)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1989年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 人工知能 / 知識ベ-ス・システム / プログラム理解 / 知的プログラミング環境 / 知的CAI / ヒュ-マン・インタ-フェ-ス |
研究概要 |
本研究は、知的プログラミング環境を実現する為に基礎となるプログラムの意味および理解に関する基礎的原理を明らかにすることである。対話型プログラミングに於ける人間一機械システムの高次コミュニケ-ションを実現するには、機械が人間の入力するプログラムを理解して適切に支援する機構が必要であるが、これまでのプログラミング環境の研究にはこの視点からのアプロ-チが極めて少なく、多くの基本的問題が未だ解明されていない。色々な課題があるが、プログラムの意味理解とバグを含むプログラムからプログラマの意図を理解する機能が特に重要であると考える。本研究では、アルゴリズム知識と実現技法の知識を体系的に表現する為の知識表現モデルとしてHPG(HierarchicalProcedure Graph)を開発し、これを用いたプログラム理解の実験システムを開発し、評価と改良を行ないつつある。HPGは、プログラムを複数の変数によって表現される世界のモデルに対する体系的操作の手続きであると考えたとき、処理プロセスのどの段階でどの変数にどのような操作が行なわれなければならないかが、アルゴリズムによって強く規定されていることに着目して、構造化したものである。本年度はプロセスの相互関係、変数の宣言とそれらの操作および参照の関係等を、客観的かつ汎用な知識ベ-スとして利用できるような表現に拡張・改良した。プログラミング技法の知識やミスの知識はそれらが関係するプロセスノ-ドに付加した。その結果プログラム理解能力が向上するとともに、同じ知識をプログラミングのガイド、プログラム理解およびプログラム教育支援に利用するという、いわゆる多目的利用型知識ベ-スとしての発展の可能性を示すことが出来た。HPGグラフによるプログラミング知識の表現法の開発が、これまでの本研究の最も重要な成果であると考えている。
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