研究課題/領域番号 |
01633527
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
溝口 文雄 東京理科大学, 理工学部・経営工学科, 教授 (50084463)
|
研究分担者 |
大和田 勇人 東京理科大学, 理工学部・経営工学科, 助手 (30203954)
伊東 裕司 慶応義塾大学, 文学部, 講師
小橋 康章 東京理科大学, 理工学部・経営工学科, 講師
武田 正元 東京理科大学, 理工学部・情報科学科, 講師 (40155023)
|
研究期間 (年度) |
1989
|
研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1989年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
|
キーワード | ユ-ザインタ-フェイス / 認知科学 / 制約条件 / エキスパ-トシステム / デフォルト階層 / ハイパ-テキスト / ユ-ザモデル / メンタルモデル |
研究概要 |
本年度はワ-クステ-ションを用いて、ユ-ザインタ-フェイスを設計するための実験環境を構築した。具体的には以下の成果が得られた。 1.スプレッドシ-トを導入した制的論理プログラミング環境制約論理プログラミング言語では、制約処理の順序が導出される解に対して影響を与えないため、スプレッドシ-ト型の対話型問題解決支援システムとの親和性がよい。従来までのスプレッドシ-トでは、手続き的に記述された規則に方向性があるため、双方向計算を可能にするには大量の計算規則を記述しなければならない。これに対して本研究では、制約論理プログラミング言語を用いたスプレッジシ-トの設計を行った。また、論理を人間と計算機のインタラクション言語として位置づけたIncremental Queryの開発、さらには制約に対して矛盾が生じる場合に対応するために、制約階層の概念を導入した。本研究により、スプレッドシ-トの持つ優れたユ-ザインタ-フェイスと制約論理プログラミングにおける制約の宣言的記述という性質を融合し、対話型のプログラミング環境を実現した。 2.制約概念に基づくユ-ザインタ-フェイスの設計 本研究で検討したアプロ-チの特徴は、グラフィック構成要素として把握できる様々なもの(オブジュクト)の間の関係を宣言的に記述することによって幾可的情報の変更といったインス-フェイス設計プロセスにおける負担を軽減することである。こうした考えに基づきながら、論理プログラミングに代数的制約とオブジェクト表現を組み入れた制約論理プログラミング言語を用いて、オブジェクト間の幾何的関係を宣言的にプログラミングする枠組みを示した。そして、論理的記述によるグラフィックインタ-フェイス設計方法とその有効性を明らかにした。
|