研究課題/領域番号 |
01634010
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小川 信二 東京大学, 物性研究所, 教授 (90160754)
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研究分担者 |
佐々木 亙 東邦大学, 理学部, 教授 (90011436)
桜井 醇児 広島大学, 理学部, 助教授 (30033814)
藤田 敏三 広島大学, 理学部, 教授 (20004369)
笠谷 光男 東北大学, 理学部, 助教授 (20004351)
佐藤 武郎 東北大学, 理学部, 助教授 (00004424)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
1989年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
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キーワード | アクチナイド化合物 / セリウム化合物 / ヘビーフェルミオン / 低温比熱 |
研究概要 |
ウラン系およびセリュウム系化合物に関して以下の物質の結晶作成と比熱、磁化率、電気抵抗、熱電能等の基礎物性の測定を行なった。 1.UB_<12>、UIr_3B_2、UOs_3B_2の三種類のウラン硼化物の単結晶作成と基礎物性の測定。この内UB_<12>についてはdHvA効果も観測された。(東北大学) 2.(U_<1-x>Th_x)NiSn化合物の作成と半導体ー金属転移と磁性の関係を調べた。(広島大学) 3.UPd_2In化合物を作成しその構造相転移と電子状態に関して基礎的実験データを得た。(広島大学) 4.U_3T_3X_4(T=Ni、Pd、Pt、Cu、Au、Ag:X=In、Sb、Sn)化合物を作成し、その反強磁性とヘビーフェルミオン状態の競合に関して調べた。(広島大学) 5.α-Ce_3AlとそのLaおよびYによる置換系を作成し、格子の1次転移と半強磁性の競合について調べた。(広島大学) 6.UTXおよびCeTX(T=Ni、Pd、Pt;X=In、Sn)の組成を持つ新らしい三元系ウラン化合物とセリュウム化合物を作成し、その電気抵抗、熱電能の測定を行なった。(広島大学) 7.アクチナイド化合物の類縁物質として、有機分子DCNQIをアクセプターとし、Cuをドナーとする導電性結晶の電気伝導、磁化率、低温比熱の測定を行なった。(東邦大学) 東北大学で、アクチノイド化合物の低温基礎物性を測定するための汎用中型稀釈冷凍機を作成し、操作パネルおよびポンプ系を整備した。稀釈冷凍機の性能は循環量5x10^<-5>mole/sec、到達温度20mkである。また広島大学で、磁気天秤による高感度磁化率測定装置を整備した。
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