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ウラン-遷移金属(VIII属)間化合物の単結晶育成と物性

研究課題

研究課題/領域番号 01634508
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

紺谷 雅昭  名古屋大学, 理学部, 助教授 (90022623)

研究分担者 松井 尚之  名古屋大学, 工学部, 助手 (00023185)
西岡 孝  名古屋大学, 理学部, 助手 (10218117)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1989年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードウラン化合物 / 単結晶育成 / チョクラルキ-引き上げ法 / 重い電子 / 反強磁性
研究概要

ウランと遷移金属(VIII属)との二元系化合物のなかに結晶構造や物性が未知に近い化合物が多くの残されている。これらの解明をめざして我々はU-Rd系、U-Os系の各種化合物についてまずプラズマジェット溶解炉を用いて多結晶試料を作成し、X線回折と諸物測定を行っている。その結晶立方晶AuCu_3型構造のUd_<4+2>系(-0.25【less than or equal】x【less than or equal】0.2)については、x=0.2はT_N=36Kの反強磁性体であること、xの減少とともににT_Nは著しく減少してx【less than or equal】0では長距離的反強磁性秩序は消失することを見い出し、U^<4+>イオンにおける局在5+電子の模型に基いて考察した。この結晶は本年4月大阪で開催される国際会議MPT90で発表する予定である。U-Os系については、UOs_2は900℃で熱処理した試料は六方晶C14型構造であるが、as-castの試料は立方晶C15型構造をとることを見い出した。磁気、伝導、比熱測定によりUOs_2、U_5Os_4、U_2Os、U_3Osのいずれの化合物もパウリ常磁性的であることがわかった。またU-Rh系についても各種の化合物を合成して、現在諸物性を測定中である。U-Os系と比べてより強い磁性が観測された。
結晶構造や物性の解明のためには単結晶試料による実験が望まれる。我々はトリア-ク炉とボ-ル盤改造により製作した引き上げ機構を用いて、チョクラルスキ-引き上げ法により単結晶試料の作成を行いつつある段階である(コングルエント・メルトの化合物について)。上記の化合物以外でも我々が重い電子系の化合物であることを見い出しているU-Au系化合物についても単結晶試料の引き上げを試みつつある。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Kontani et al.: "Stuctel and magnetic Propnties of U-Au Compounds U_<14>Au_<51> and UAu_3" J.Magn.Magn.Mat.(1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] M.Kontemi et al.: "Magntie Propirtis of UPd_<4+2>(-0.25≦x≦0.2)System" J.Magn.Magn.Mat.(1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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