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ニワトリのP-450_<C17>ならびにアロマタ-ゼ遺伝子の構造と発現調節の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01635501
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

水野 重樹  東北大学, 農学部, 教授 (90112903)

研究分担者 西森 克彦  東北大学, 農学部, 助教授 (10164609)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1989年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード卵巣(ニワトリの) / 精巣(ニワトリの) / 副腎(ニワトリの) / P-450C17 / cDNAライブラリ- / COS-7細胞 / ステロイド17α-ヒドロキシラ-ゼ / 17,20-リア-ゼ / コルチコステロン
研究概要

1.ニワトリのP-450_<C17>cDNAクロ-ンの動物培養細胞中での発現:孵化直後の雌ヒヨコの左卵巣由来のcDNAライブラリ-から得られた1クロ-ンpLOA0511は約1.9KbのcDNA配列を含み、塩基配列分析の結果、ヒト、ウシの配列との類似性からP-450_<C17>のcDNAクロ-ンであると推定された。この点を確認するために、このcDNA配列を発現ベクタ-pCDL-SRα296に組込み、りん酸カルシウム法によってサルのCOS-7細胞にトランスフェクトした。その後、培地中に^<14>Cープレグネノロンまたは^<14>C-プロゲステロンを加え、6、12、24時間後に培地をジクロロメタンで抽出して、TLC展開、オ-トラジオグラフィ-を行った。その結果、プレグネノロンからは17α-ヒドロキシプレグネノロンおよびデヒドロエピアンドロステロンが、プロゲステロンからは17α-ヒドロキシプロゲステロンおよびアンドロステンジオンが生成することが認められ、P-450_<C17>の17α-ヒドロキシラ-ゼ、17、20リア-ゼの両活性が確認された。
2.孵化前後のヒヨコの卵巣、精巣、副腎におけるP-450_<C17>遺伝子の発現の比較:孵卵12日および17日目の胚、孵化後1日、30日、90日のニワトリの卵巣、精巣、副腎からポリ(A)^+RNAを抽出し、^<32>P-標識したpLOA0511をプロ-ブとしたRNAスロットブロットハイブリダイゼ-ションを行った。その結果、P-450_<C17>遺伝子の発現は卵巣では12日目胚の段階ですでに孵化後と同程度のレベル(一定ポリ(A)^+RNAあたりの相対発現量として)に達していること、精巣では孵化直前になって孵化後と同程度のレベルとなることが分かった。ニワトリではP-450_<C17>遺伝子の発現が副腎で微弱であることも示された。これは、ニワトリの場合、副腎皮質ホルモンの主体が17位の水酸化されていないコルチコステロンであることと関係するものと考えられた。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shigeki Mizuno: "Analysis of gene expression in the developing ovary of the chiken" Develop.Growth & Differ.31. 381 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 小野裕之: "ニワトリ初期卵巣における遺伝子発現" 化学と生物. 28. 145-146 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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