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食品成分による膵酵素分泌応答の機作

研究課題

研究課題/領域番号 01636505
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

伏木 亨  京都大学, 農学部, 助教授 (20135544)

研究分担者 樋口 雅子  京都大学, 農学部, 教務職員 (40110762)
河田 照雄  京都大学, 農学部, 助手 (10177701)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1989年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードモニタ-ペプチド / レセプタ- / 膵酵素分泌
研究概要

動物の消化管は、食品成分の持つ特性に起因する刺激を生体的の独自の信号に変換する役割を担っている。本年度においては、食品タンパク質に対する膵酵素分泌応答の、消化管内メディエ-タ-であるモニタ-ペプチドについて、その小腸での受容機構を明らかにした。
小腸上皮細胞微繊毛画分にモニタ-ペプチドと特異的な結合を見い出した。放射性ヨウ素でラベルしたモニタ-ペプチドは、微繊毛画分と結合し、大過剰の非ラベルモニタ-ペプチドの添加によって結合が阻止された。モニタ-ペプチドと構造に類似する部分のある、マウスEGF(上皮細胞成長因子)は、やはり小腸に特異的に結合し、モニタ-ペプチドも、EGF受容体と結合することが示唆されているが、本研究では、モニタ-ペプチドと、小腸上皮細胞との結合は、2種類あり、一方は、過剰EGFで阻止できるが、もう一方は、阻止できないことを明らかにした。すなわち、ラット小腸上皮細胞には、EGFレセプタ-とは別の、モニタ-ペプチド結合部も存在し、これが、消化管ホルモンコレシストキニンの分泌に関与している可能性を示した。モニタ-ペプチドは、この結合部位に対して、kdは10^<-8>M。膜タンパク質1mgあたり約160fmoleの結合部位が存在することが示唆された。また、EGFはラット膵液控訴の分泌亢進に影響を与えない。このことも、EGF受容体と、CCK放出のためのモニタ-ペプチド受容体とが異なるものであるという、本研究結果を支持するものである。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山西倫太郎: "Specitic Binding Site For the CCK-releasing Peptide(Monitor peptide)on Small Intestinal Microrilli." Journal of Biochemistry.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 伏木亨: "消化管ホルモン-最近の進歩-食物と消化管ホルモン(共著)" へるす出版, 301 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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