研究課題/領域番号 |
01637006
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
渡辺 清明 慶応義塾大学, 医学部, 講師 (20101983)
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研究分担者 |
千谷 晃一 藤田学園保健衛生大学, 医学部, 教授 (60179942)
半田 誠 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (40129614)
河合 陽子 慶応義塾大学, 医学部, 助手
池田 康夫 慶応義塾大学, 医学部, 講師 (00110883)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 血小板膜糖蛋白 / GpIa / IIa複合体 / コラーゲン粘着 / 巨核球 / 血小板 / 内皮細胞 |
研究概要 |
本年度は、血小板の他にヒト臍帯静脈内皮細胞および巨核球celllineMEGO1(各大斉藤眞彦教授寄贈)において、Gpla/IIa複分体が発現しているか否かを検討した。また、Gplaに対するモノクローナル抗体を用いて、血小板、MEG01のコラーゲンに対する接着能の検討を行った。 (1)内皮細胞のGpla/IIaの合成:metabolic label(^<35>S-メチオニンを用いた)した、内皮細胞に、GpIaのモノクローナル抗体(12F1,Dr Pisbul変贈)でimmumisolation を行うと、分子量140、118KD(非還元F)および155、135KD(還元F)の二つの蛋白がisolateされた。 (2)MEG01において、同様にmetabolic label したものをIysateにし、12F1とA-1A5C GPIIaに対するモノクローナル抗体Dr Hemico寄贈)を用いてimmunobo lationを行った。その結果、MEG01をPMAで刺激後にGPIaが、刺激前後にGpIIaがisolateされた。Flow cyAometoyでも同様な効果が得られた。 (3)血小板およびMEG01のコラーゲンへの粘着に対するGpIaモノクローナル抗体の影響:6F1(GpIaに対するモノクローナル抗体.Dr Coller寄贈)は、血小板のコラーゲンへの接着(Mg^nイオン存在下)を明らかに抑制した。またMEG01では、PMA刺激後のみに明らかにコラーゲン接着が(コラーゲンfyrcI〜Vで)認められた。この接着は6F1にて抑制された。 以上よりGpIa/IIa複合体は血小板のみならず巨核球でもPMA利活後に膜上に発現され、内皮細胞でも膜に発現している事が判った。 GpIa/IIa複合体が、血小板、巨核球においてもコラーゲン接着に関与している事が、この社会体のモノクローナル抗体を用いた事実上判明した。
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