研究課題/領域番号 |
01637507
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
由井 芳樹 京都大学, 医学部・第3内科, 助手 (20158330)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | プロスタサイクリン / プロスタサイクリン半減期 / 心筋梗塞 / APO AI / 粥状動脈硬化 / コレステリルエステル |
研究概要 |
1.HDLで制御されている血中プロスタサイクリン半減期について、心筋梗塞、不安定狭心症、狭心症、健常人について検討した。血清APO AI、血清プロスタサイクリン半減期は虚血性心疾患群において有意に低く又この半減期はHPL表面のApo AIとよい相関を示した。 2.プロスタサイクリンは平滑筋細胞においてコルステリルエステル水解酵素の活性を上昇させて細胞内のコレステリルエステルを分解する作用を持っている。最近我々はプロスタサイクリンの血中での半減期がHDLにより延長することを見出した。HDLは抗粥状動脈硬化作用を持つといわれているがそのメカニズムについては不明である。我々はHDLがプロスタサイクリンを安定化させることによりコレステリルエステルの分解を促進し抗粥状硬化作用を行なっている可能性について検討した。 プロスタサイクリンとHDLを培養細胞と共にインキュベ-ションした後、酵素活性を測定するために酵素を抽出した。HDLは有意にプロブタサイクリンによる酵素活性の上昇をさらに刺激していることが判明した。 このHDLの作用はプロスタサイクリンの非存在下ではみられなかった。又細胞内の上昇したcyclic Aupの濃度はHDLによりより長く持続した。細胞内cyclie Aupと水解酵素の活性は2'5'-dideoxyadenosineで阻害された。これらのことからHDLはプロスタサイクリンの安定性を増強させることによってコレステリルエステル水解酵素の活性を強めていることが結論づけられた。
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