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蚕のE遺伝子群の構造と機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 01639512
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

上野 孝治  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助教授 (10143504)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1989年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードE遺伝子群 / ホメオティク遺伝子 / ホメオボックス
研究概要

蚕のE遺伝子群は体節構造の決定を行うホメオティク遺伝子群である。研究代表者はこの遺伝子群はホメオボックス遺伝子が複数集った遺伝子群であると想定し、クロ-ニング及び構造解析を行っている。
これまでに当研究室では、蚕の遺伝子の中に、ショウジョウバエのAntennapedia(Antp)のホメオボックスのアミノ酸配列と完全に一致するAntpホモログが存在することを明らかにしている。研究代表者は本年度の研究で、このAntpホモログと塩基配列が非常に類似した遺伝子をクロ-ニングし解析を行った結果。この遺伝子はショウジョウバエのSex comb actuced(ser)のホメオボックスとアミノ酸配列が100%一致する配列をもつことが明らかになった。またこのAntpホモログとScrホモログの距離を高分子量DNAの解析ができるパルスフィ-ルド電気泳動を用いて解析した結果、100キロベ-ス以内に共存することが明らかになった。さらに他のホメオボックス遺伝子としてUltrabithorax(Ubx)ホモログをクロ-ニングすることにも成功している。これらAntp,Scr,Ubxホモログの特長は、そのホメオボックス部分の塩基配列をショウジョウバエのものと比較した場合は80%程度の類似性しかみられないのに対し、アミノ酸配列では100%一致していることである。以上の研究により、ショウジョウバエでは体節構造の決定に重要な役割りをしている3つの遺伝子のホモログが蚕にも存在することが明らかになり、今後蚕の形態形成の制御機構の解析の糸口になると考える。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] H.Saito: "Molecular cloniy of cDNA for Sarcocystatin A,and analysis of the expression of the sarcocystatin A gue during development of Sarcophaga perigrina" Biochemisty. 28. 1749-1755 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] K.Matsuno: "Traiscription signals and protein binding sites for sericin gue traisciption in vitro" J.Biol.Chem.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] A.Kobayashi: "Clonig and in vitro traiscription of the Sarcophaga lectin gues" Biochim.Biophys.Acta. 1009. 244-250 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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