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哺乳類における輸卵管分子の卵に与える役割

研究課題

研究課題/領域番号 01640501
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北海道大学

研究代表者

内貴 正治  北海道大学, 獣医学部, 助教授 (10020752)

研究分担者 高橋 芳幸  北海道大学, 獣医学部, 助教授 (70167485)
笠井 憲雪  北海道大学, 医学部, 助教授 (60001947)
廣井 正彦  山形大学, 医学部, 教授 (60018364)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1989年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード輸卵管 / ハムスタ-卵 / ウシ卵 / 受精卵培養 / 単クロ-ン抗体 / 輸卵管ムチン
研究概要

両性類において卵が輸卵管を通過する際、輸卵管ムチン様タンパク質を付着し、精子の認識を助けることがよく知られている。このような現象はハムスタ-でも起こっていることが明かになった。ハムスタ-では血液型A型糖鎖を有する分子量約20万前後の糖タンパク質がこの輸卵管因子に相当することを明らかにした。しかしこのA型糖鎖を認識する単クロ-ン抗体はハムスタ-卵のin vitroにおける受精を阻止しなかった。従って、次に卵の受精を阻止する単クロ-ン抗体を選択する目的で、輸卵管糖タンパク質と精子との反応をELISAで検出する系を確立した。この系でウサギに輸卵管糖タンパク質を免疫して作った抗血清は確かに50倍希釈まで両者の結合を阻止したので、現在この系で単クロ-ン抗体を選択中である。
一方、受精卵の発育を促す目的で、ウシ輸卵管上皮細胞を培養し、その上で受精卵の培養を試みた。受精卵のみの培養では8細胞期で死滅したものが、上皮細胞上では14%ではあったがBlastcyteまで発育させることができた。この培養法で問題となったことは上皮細胞の線毛運動性が早期に消失はしてしまうことであった。この点を改良する目的でコラ-ゲンゲル中での上皮細胞の培養を試みた。単層培養では同様の結果しか得られなかったが、上皮細胞塊をゲル中に埋め込んで培養することにより、線毛運動は1ケ月以上維持された。また分泌顆粒も豊富で、糖タンパク質性ムチンが分泌液中で観察された。今後この上皮細胞塊と一緒に受精卵培養を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 内貴正治: "哺乳類における輸卵管分子の卵に与える役割" 「生殖系列」ニュ-スレタ-. 4. 45-48 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Hishinuma,M.: "Isolation and monolayer culture of bovine oviduct epithelial cells" Jpn.J.Vet.Sci.51. 1201-1208 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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