研究課題/領域番号 |
01641533
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 佐賀医科大学 |
研究代表者 |
小池 達郎 佐賀医科大学, 医学部, 教授 (80128131)
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研究分担者 |
田中 秀逸 佐賀医科大学, 医学部, 教務員 (90202431)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1989年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 交感神経節 / 神経成長因子 / カルシウム / 細胞死 / 脱分極 / 組織培養 |
研究概要 |
1脱分極による神経細胞死の阻止 交感神経節細胞はその生存に神経成長因子(N6F)を必要とする。即ちN6Fを除くとin vivoでもin vitroでも神経細胞は死んでしまう。ところが高K^+培地(35mM)又はコリン、カルバミルコリン等のニコチンアゴニストは共に脱分極をひきおこすことにより細胞死を阻止することを見出し、この材構を詳しく調べた。その結果高K^+効果はCa^<2+>除去倍地では失われること、Ca^<2+>チャネルアンタゴニスト(ニモジピン、ニフェディピン)で阻害され、アゴニスト(BayK6644等)で増強されることから、Ca^<2+>チャネルを介して細胞外Ca^<2+>の流入によると考えられた。一方ニコチニックアゴニストは細胞外Ca^<2+>を除いてもその効果は失われず、細胞内Ca^<2+>をキレ-ト剤により低下させるとその効果が失われることから細胞内Ca^<2+>の放出によると考えた。この結果から細胞内Ca^<2+>細胞内Cu^<2+>とN6F依存性に関して仮説を提出した。 2培養交感神経節細胞の細胞内カルシウム濃度の測定 上記仮説の正否を調べるべく、細胞をfura-2によりラベルし、細胞内Ca^<2+>濃度を画像解析法により測定した。その結果通常の条件下で交感神経細胞の細胞内Ca^<2+>は100nM前後であり、高K^+(35mM)による脱分極により200〜230nMに上昇することが判った。又細胞を培養していくと3-4週間で交感神経細胞のN6Fに対する依存性は変わっていく即ちAgingSC6はその生存がN6Fに依存しないが、その場合細胞内Ca^<2+>濃度は高い(200〜250nM)ことが明らかになった。これらの細胞をε6TA処理して細胞内Ca^<2+>濃度を低下させると、交感神経細胞は再びN6F依存性をとりもどした。この結果から上記仮説は支持されたと考えている。
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