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拡散集団の適応戦略

研究課題

研究課題/領域番号 01643009
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関国立民族学博物館

研究代表者

小山 修三  国立民族学博物館, 第四研究部, 助教授 (70111086)

研究分担者 佐川 正敏  奈良国立文化財研究所, 平城宮跡発掘調査部, 研究員 (40170625)
山浦 清  立教大学, 文学部, 助教授 (50111589)
関 雄二  東京大学, 総合研究資料館, 助手 (50163093)
大貫 良夫  東京大学, 教養学部, 教授 (00126012)
岡田 宏明  北海道大学, 文学部, 教授 (50002283)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
1989年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
キーワード先史モンゴロイド / 初期拡散 / デ-タベ-ス / シミュレ-ション / 遺跡所在予測 / 遺跡分布 / グラフィック表示 / 環境条件
研究概要

本研究は新・旧大陸においてモンゴロイドがどの年代にどう拡散していったかの動きを知るために、東アジア、オセアニア、東南アジア、北アジア、北アメリカ、南アメリカ地域の考古学者を班員および公募研究員として組織し、各地域での最近の考古学遺跡情報を収集することを第一の目的とした。現在のところメンバ-からの報告によると各地域200から500遺跡、(計約2500遺跡)のカ-ドが集積されている。これにより、モンゴロイドの初期拡散の大まかな様相は把握できたと考えている。これらのカ-ドは第二年度に第5班の協力をえてデ-タベ-ス化することになっているので、遺跡の検索や拡散の様子を年代的にグラフィック表示できるはずである。
デ-タの集積にともない明らかになった問題点は、広大な地域を総覧するとき調査の精粗の差がはげしいことである。たとえば中国では南部の一地域に完全な空白地帯ができる。この地域の近隣の遺跡分布の状態を見ると、これは遺跡が存在しないのではなく、種々の事情によって調査が行なわれていないためであることが明らかである。
この問題を解消するためには遺跡の分布を予測できるようなシミュレ-ション・プログラムが必要である。すなわち、ある時代の遺跡は地形・植生・動物相等の自然環境条件をそなえており、それによって特定の分布状態を示すはずである。それ故、空白の地域をメッシュによって小地区に分割し、その地にその時代の遺跡があるかどうかを決定するのである。これに関するモデル地域として北海道をとりあげ、考古学デ-タを集積し、地理班などの情報も加え、プログラムを開発中である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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