研究課題/領域番号 |
01646009
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北海道工業大学 |
研究代表者 |
鈴木 勝裕 北海道工業大学, 工学部, 教授 (10048035)
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研究分担者 |
村田 和美 北海道工業大学, 工学部, 教授 (30001118)
西辻 昭 北海道大学, 応用電気研究所, 助教授 (90001677)
佐々木 正巳 北海道工業大学, 工学部, 講師 (70196179)
河村 敏行 北海道大学, 低温科学研究所, 助手 (50091434)
青木 由直 北海道大学, 工学部, 教授 (90001180)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | マイクロ波 / ホログラフィックレーダ / FMーCWレーダ / パルスレーダ / リモートセンシング / 雪氷 / 衛星観測 / MOS0ー1 |
研究概要 |
本研究は、マイクロ波の特性を雪氷の計測に応用するための基礎研究を行うことを目的としている。平成元年度に得られた成果の概要を以下に述べる。 1)雪中観測用ホログラフィックレーダシステムの開発:高速処理を目指した雪中レーダシステムを開発し、基礎的な実験を行った。その結果、空気中における実験ではあったが、本システムの高速性・有効性が実験を通して示された。今後は、積雪中の実験を行い、さらに検討を重ねる必要がある。 2)FMーCWマイクロ波レーダによる積雪層構造の長期観測:長期観測に適したレーダシステムを開発し、フィールド実験を行ったところ、積雪の出現から消滅までの積雪層構造の変化の全過程を明瞭に捕らえることができた。今後、気象データ等を加えて、さらに詳細な解析を行う予定である。 3)人工衛星による積雪量定量のためのリモートセンシング方式の開発:パルスレーダ方式のマイクロ波センサを搭載した衛星により、積雪量を推定する方法について検討した。その結果、単一および二周波を使用して観測する場合は、含水率の推定では誤差が小さいが、密度の推定では大きくなることがわかった。 4)MOSー1搭載MSRによる広域積雪量観測:1988ー1989年のMSRデータを入手し、北海道の積雪の物理量とMSRで得られた輝度温度との相関関係を調査し検討を加えた。その結果、MSRデータが積雪量の広域観測に有効であることを明らかにできた。今後、さらに詳細な解析を行い、積雪の物理量、地形、植生などがMSRデータに及ぼす影響を明らかにしたい。
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