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大豆シスト線虫ふ化促進物質グリシノエクレピンAの活性部位の分子機能

研究課題

研究課題/領域番号 01649001
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北海道大学

研究代表者

村井 章夫  北海道大学, 理学部, 教授 (20000838)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1989年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード大豆シスト線虫 / ふ化促進物質 / グリシノエクレピンA / 生合成推定経路 / バックボーン転位
研究概要

我々は最近、インゲン豆の根より単離された大豆シスト線虫ふ化促進物質グリシノエクレピンA(GEAと略す)の最初の人工的合成に成功した。本研究は当面の課題としてGEAの活性部位がどこにあるのかを明確にし、ふ化活性機能に必要な、可能な限り最小の単位を分子設計することを目的とする。本年度はこれらの研究目的に沿って以下に述べる2つのテーマについて検討した。先ず我々は、GEAの19位がメチレン基であることより、生合成的前駆体をシクロアルタン系トリテルペンと推定した。そして我々は生合成推定経路に沿った合成を試みた。その結果、生薬トラガントより大量に入手可能なシクロアストラガロールを出発原料とし短工程且つ好収率でGEAのA環部の構築とB環部の形成に成功し、GEA本体の完全合成にあと一歩と迫ることが出来た。そこで得られた合成中間体のふ化活性を検討し、GEAの活性発現に必要な最小の機能分子を創案し、その短工程合成を検討した。Wieland-Miescherケトンを出発原料とし、13工程を経てGEAのCD環に相当する化合物の合成に成功した。この反応の過程にあって、2回にわたる酸触媒下でのバックボーン転位は立体選択的且つ位置選択的に進行した。現在、出発原として光学活性体を用い大量合成法の確立を検討している。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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