研究課題/領域番号 |
01649008
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
向山 光昭 東京理科大学, 理学部, 教授 (60016003)
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研究分担者 |
松本 和子 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60111457)
奈良坂 紘一 東京大学, 理学部, 教授 (50016151)
鈴木 章 北海道大学, 工学部, 教授 (40001185)
柴崎 正勝 北海道大学, 薬学部, 教授 (30112767)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
24,500千円 (直接経費: 24,500千円)
1989年度: 24,500千円 (直接経費: 24,500千円)
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キーワード | 不斉反応 / 複合系金属試薬 / 選択的反応 / 不斉触媒 / 炭素骨格形成法 / 不斉配位子 / クラスター / 複合系反応試剤 |
研究概要 |
本研究では、各種金属化合物複合系を基盤とし、新しい反応試剤の開発を目的に研究を進めている。本年度は、以下に述べる新しい金属系反応試剤の創製とその基本的な応用について検討した。 1 スズ、チタン、パラジウム化合物と不斉配位子(キラルなジアミン、ジオール、ホスフィンなど)との複合系キラル錯体の調整と応用について検討し、各種不斉炭素骨格形成法を開発することができた。不斉アルドール、付加環化反応などが極めて高い不斉収率で進行し、生成物がほぼ光学的に純粋に得られる。またHeck反応においても、効果的な不斉誘起が見られることがわかった。さらに、不斉ヒドロホウ素化反応などの不斉官能基化法を見出した。こられの反応は、いずれも触媒量のキラルな複合系反応剤を用いるだけで反応を行うことができ、合成手法としても優れた特徴を持つ。(向山、奈良坂、柴崎、鈴木) 2 炭素骨格形成法についても、複合系金属試剤を活用することによって、特徴ある反応を見出すことができた。ホウ素化合物と遷移金属複合系による立体選択的アリルアルコール合成法、クロム錯体による立体選択的シリルエノールエーテル合成法、マンガン錯体と基質相互作用を利用するラジカル種の分子間付加反応など、選択性の高い炭素骨格形成法を開発した。(鈴木、柴崎、奈良坂) 3 複合系反応剤として新規PtならびにMo,Ruクラスターの合成に成功し、さらに白金錯体がオレフィンのエホキシ化に利用できることが示された。その他、分子識別能を持つ反応剤の開発について、基本的な知見を得ることもできた。(松本、奈良坂)
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