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超新星爆発におけるレーリー・テーラー型不安定の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01652002
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

戎崎 俊一  東京大学, 教養学部, 助手 (10183021)

研究分担者 高部 英明  大阪大学, レーザー刻融合研究センター, 講師 (20150352)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1989年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード超新星 / レーリー・テーラー不安定 / 乱流
研究概要

まず、超新星爆発直後のレーリー・テーラー不安定について線形解析を行った。東京大学の野本らによる現実的な流体力学モデルを超新星爆発のモデルとして採用した。その結果、水素に富む層とヘリウム層の境界やヘリウム層と炭素・酸素層の境界が、レーリー・テーラー的に極めて不安定になることを発見した。爆発初期にあった擾乱は爆発中に百倍から千倍にまで成長する。これは、野本、茂山と供著の論文としてAstrphysical Journal誌に掲載された。われわれの結論の正しさは、その後、京都大学の蜂巣らをはじめとするたくさんのグループの多次元シミュレーションで確かめられた。
超新星爆発におけるレーリー・テーラー不安定の多次元シミュレーションは国内の多くのグループで行われていたので、われわれは方針を変えた。レーリー・テーラー不安定で成長した擾乱は非線相互作用の結果乱流を作る。この様な乱流による混合が超新星でも重要であると考えられるが、多次元シミュレーションでこの過程を計算するのは極めて難しい。そこでわれわれは地上実験で得られたデータをうまく再現する、半現象論的なモデルを超新星爆発に適用することを試みた。今後この試みを発展させ超新星爆発における物質混合を明らかにしていきたい。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Ebisuzaki,T.Shigeyama,and K.Nomoto: "Rayleigh-Taylor Instability and Mixing in SN1987A" Astrophysical Journal(Letters). 344. L65-L68 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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