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ヒト・レトロウィルス(HIV,HTLV-I)の抗原構造の解析

研究課題

研究課題/領域番号 01653509
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北里大学

研究代表者

戸澤 秀樹  北里大学, 衛生学部, 教授 (90104562)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1989年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワードエイズ / HIV-2 / HILV-1 / 単クロン抗体 / gag抗原 / env抗原
研究概要

後天性免疫不全症(AIDS)ウイルスや成人T細胞白血病(ATL)ウイルス(HTLV-I)の抗原構造の相互の関連性を調べるために、AIDSの2型ウイルス(HIV-2,GH-1株)遺伝子由来の各種蛋白に対する抗体を作製した。
1.2種のgag抗原p26,p15に対する単クロン抗体、それぞれ20種と13種作製し、これらの抗体のHIV-1、各種猿AIDウイルス(SIV)、HTLV-Iとの反応性を検討した。この結果と、抗体競合試験の成績から、p26は少なくとも5種の、p15は8種の抗原決定基を持つことが判った。抗p26抗体の一部はHIV-1と交差反応したが、抗p15抗体はHIV-1とは反応しなかった。両抗体群の一部はSIVと交差反応した。しかし、いずれの抗体もHTLV-Iと反応しなかった。これら抗体を用いてHIV及びSIV群の血清学的同定が可能になった。また、細胞内抗原の消長を検索するのに有力な手段を提供している。
2.HIV-2外被を構成する抗原(env)の膜通過性蛋白gp32に対する単クロン抗体5種作製した。また、HIV-2増殖に中心的役割を果たしていると考えられるtatの遺伝子構造から推定した2種の合成ペチプドに対するウサギ抗体を作製した。これら抗体の特異性を検討中である。
3.蛍光抗体法で調べた限りでは、これまでに我々が作製した抗HTLV-I関連抗原に対する各種単クロン抗体(抗env-gp46,抗env-gp21,抗gag-p24,抗gag-p19,抗tax,抗TA34抗体)のいずれも、HIV-1およびHIV-2関連抗原と反応しなかった。
今後は、更に単クロン抗体の種類を充実させると共に、合成ペプチドを用いたエピト-プマッピングを行う。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroyoshi Komatsu: "Multiple antigenic epitopes expressed on gag proteins,p26 and p15,of a human immunodeficiency virus(HIV)type 2 as defined with a library of monoclonal antibodies" AIDS Research and Human Retroviruses.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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