研究課題/領域番号 |
01654002
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
竹市 雅俊 京都大学, 理学部, 教授 (00025454)
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研究分担者 |
川村 和夫 高知大学, 理学部, 助教授 (30136361)
黒岩 厚 東北大学, 抗酸菌病研究所, 助教授 (20134611)
村松 喬 鹿児島大学, 医学部, 教授 (00030891)
北村 幸彦 大阪大学, 医学部, 教授 (70028520)
江口 吾朗 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (80022581)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
59,100千円 (直接経費: 59,100千円)
1989年度: 59,100千円 (直接経費: 59,100千円)
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キーワード | 発生・形態形成 / カドヘリン / A5分子 / レチノイン酸 / ホメオボックス / 肥満細胞 / シロイヌナズナ / 色素上皮 |
研究概要 |
竹市は、アフリカツメガエル胚にニワトリN型カドヘリンmRNAを注入し、その発現の発生に及ぼす影響をみた。その結果、各種の形態形成異常を観察しカドヘリンの組織形成における重要性を明らかにした。村松は、マウス胚から検出された2種類の免疫グロブリンスーパーファミリーに属する分子の特性をcDNAトランスフェクション法によって調べ、細胞の基質接着性に関与することを示唆した。北村は、肥満細胞の分化がBa1B3T3細胞から遊離される因子によって引き起こされることを明らかにした。藤沢は、網膜A5分子のcDNAをL細胞にトランスフェクションし、この上で網膜片を培養して、視神経の遊走が促進されることを観察した。黒岩は、ホメオボックス遺伝子CHOX1.0およびmshー1のニワトリ胚肢芽における発現をin situハイブリダイゼイション法により観察し、前者が中胚葉で、後者が外胚葉で高く発現されることを見つけた。岡田は、シロイヌナズナの形態形成突然変異について2重突然変異の効果を調べることにより、遺伝子間の関係を解析した。江口は、色素上皮細胞の水晶体細胞への転換機構を解析し、この現象がヒトでも起きることを確認した。また、色素上皮細胞に温度感受性RSVを感染させ増殖させた後、温度を変化させると水晶体の分化誘導が起きることを見つけた。渡辺は、培養松果体がDMSOとbFGFにより水晶体に分化することを見いだした。井出は、肢芽の発生におけるレチノイン酸の役割を解析し、新たに誘導されるタンパク質を発見した。川村は、ホヤの出芽におけるレクチンの役割を解析した。
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