• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

反復配列間の情報伝達

研究課題

研究課題/領域番号 01655501
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

小林 一三  東京大学, 医科学研究所, 助教授 (30126057)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1989年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード遺伝子変換 / 大腸菌 / 相同組換え / 遺伝子組換え / プラスミド / REP / カイ / ラムダ
研究概要

本研究の究極の目的は、大腸ゲノムから遺伝子変換のホットスポットを得て解析することであるが、本年度は遺伝子変換の諸性質を明らかにする準備がおこなわれた。
(1)RecE経路に続いてRed経路において「二重鎖切断修復モデルを証明した(Takahashi & Kobayashi,PNAS,in press)。この場合ホットスポットは二重鎖切断を受けるサイトであり、組換えを促進すると失われることになる。
(2)RacF経路における遺伝子変換には両側の交叉が伴わないこと、それは2回の半分の交叉の繰り返しによることを証明した。この場合、遺伝子変換によるアッセイよりも、半分の交叉を見るアッセイが効果的であることが示唆される。
(3)これらの結果は、プラスミド導入直後の組換えの観測かプラスミド増殖中の組換えの観測による。定量性と再現性の上昇に努めたが、前者では多数をハンドルできないという欠点、後者ではクロ-ンごとのふれが大きいことから1つのサンプルを複数回測定しなければならないという欠点があきらかになった。
(4)現在プラズミド基質に既知のホットスポットX(カイ)配列とホットスポットであるかもしれないREPを導入して上のアッセイ系にのせるプロジェクトが進行中である。
(5)これらと並行してバクテリオファ-ジラムダの系でホットスポットを測定する系も作成中である。(なお小原らの整列クロ-ンはラムダで作られているが、このラムダベクタ-には既にX配列がのっているために、簡単なプラ-クサイズアッセイは使えない。)
(6)RecF経路での半分の組換え機構が証明されたことによって、大腸菌ゲノムの流動性に寄与する接合相換えについて誰が解決した。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Takahashi,N.& Kobayashi,I.: "Evidence for the double-strand break repair model of λ recombination" Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 87. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Kobayashi,I.: "Mechanisms for gene conversion and homologous recombination:The double-strand break repair model and the succesive half crossing-over model" Advances in Biophysics. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 小林一三: "遺伝子組換えの中間体" 細胞工学. 8. 614-624 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 小林一三: "生物の遺伝子を交換する方法" バイオサイエンスとインダストリ-. 48. 31-35 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi