研究課題/領域番号 |
01658506
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
生田 房弘 新潟大学, 脳研究所, 教授 (20018592)
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研究分担者 |
小柳 清光 新潟大学, 脳研究所, 助教授 (00134958)
高橋 均 新潟大学, 脳研究所, 助手 (90206839)
武田 茂樹 新潟大学, 脳研究所, 助手 (90134957)
大浜 栄作 新潟大学, 脳研究所, 助教授 (50018892)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1989年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 老化 / アルツハイマ-病 / 進行性核上性麻痺 / 線条体 / 大型神経細胞 / 神経原線維変化 / 老人斑 / タウ蛋白 |
研究概要 |
班員らはこれまで、アルツハイマ-病(AD)および進行性核上性麻痺(PSP)の線条体において、大型神経細胞が選択的に減少し、かつADではマイネルト核神経細胞と同時的に減少してゆくことを報告してきた(Brain Res.1987;411:205,Brain Res.1988;458:218)。 本研究では、AD線条体病変の組織学的特徴を明らかにした。 1.AD9例、これと比較検討するためにPSP6例および対照7例を用いた。 2.上記症例のKB染色標本を用いて、尾状核、測坐核および被殻における大型神経細胞減少の局在を検討した。 3.尾状核、側坐核および被殻を、抗ヒトτ抗体、抗β-peptide抗体(井原康夫による)を用いた免疫染色、およびBodian,PAM,Congored,HE染色を施行し光顕観察した。 4.3%グルタ-ル固定標本を用いて電顕観察を行った。 結果及び考察 1.線条体大型神経細胞は、ADではほぼび慢性に減少し、それは側坐核でやや顕著な傾向が認められた。 一方PSPでは、ほぼ均一に減少していた。 2.線条体大型神経細胞の変性脱落は、ADではtwisted tubulesの形成と、一方PSPではstraight tubulesの形成と強く関連していることが示唆された。 3.PSP線条体では、小型神経細胞にもτ陽性を示すものが認められた。 4.AD線条体では、diffuse plaqueが多数例で、primitive plaqueが少数例で認められ、それらは側坐核でより多く見られた。
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