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アルツハイマ-病家系の分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01658510
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

三木 哲郎  大阪大学, 医学部, 講師 (00174003)

研究分担者 荻原 俊男  大阪大学, 医学部, 教授 (60107042)
野間 喜彦  大阪大学, 医学部附属病院, 医員
紙野 晃人  大阪大学, 医学部附属病院, 医員
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード家族性アルツハイマ-病 / リバ-スジェネティクス / 連鎖分析 / 分子遺伝学 / ヒト染色体
研究概要

本研究の目的は、日本人の家族性アルツハイマ-病(以下FAD)家系の構成員について、原因遺伝子と考えられるDNAクロ-ンあるいは原因遺伝子の近傍に存在する遺伝子マ-カ-との間でDNA多型(RFLPs=restriction fragment length polymorphisms)を利用した連鎖分析を行いまず遺伝子座位を決定し、次に遺伝子歩行などの技術を用いて原因遺伝子そのものを単離することである。本年度は、FADの3家系:TK1家系8名(患者1名)、TK2家系4名(患者1名)、YK家系8名(患者2名)について、構成員の白血球よりDNAを抽出し同時にBリンパ球をEBウイルスで形質転換し株化細胞として保存した。今後これらの家系について、脳沈着物質であるbeta amyloid protein(APP)や、白人のFAD家系での連鎖の証明されているD21S16などの遺伝子マ-カ-との連鎖を調べて行く予定である。白人の晩発性FADの原因遺伝子は、第19染色体に存在している可能性があるとする報告があり、第19染色体のNotIリンキングライブラリ-を作成した。単離したNot1リンキングクロ-ンは5種であり、この数は予想していた数よりも少なく、さらにクロ-ンの数を増すためには新しい方法を開発する必要があった。NotIリンキングクロ-ンのうち3種でRFLPsを認めた(pNB46;BgIII,pKNE75;BgIII,pKNN3;NcoI)。遺伝子量効果により、2クロ-ンが第19染色体長腕に、1クロ-ンが短腕にあることが確認された。我々は、技術的な問題であるパルス電場ゲル電気泳動法(PFGE)や上記のNotIリンキングクロ-ンの作成などの経験を有するため、FADの原因遺伝子座位を決定した後、FAD遺伝子の単離同定までの準備はすでにできていると考える。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Nishikawa K.: "A BglII polymorphism for pkNB46[D19S73]" Nucleic Acids Research. 18. 692 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 三木哲郎: "中枢神経疾患の分子解析-遺伝性神経疾患の連鎖分析-" 神経精神薬理. 11. 877-891 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 三木哲郎: "DNA連鎖分析法(多型性DNAマ-カ-)による診断" 実験医学. 7. 121-127 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 元村和由: "DNA診断-分子生物学の臨床応用-RFLPによる間接診断法" 日本臨床. 47. 209-215 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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