研究課題/領域番号 |
01658515
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 埼玉県立がんセンター |
研究代表者 |
大木 操 埼玉県立がんセンター, 研究所血清ウィルス部, 部長 (00158792)
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研究分担者 |
南 康文 埼玉県立がんセンター, 研究所血清ウィルス部, 研究員 (40181953)
菊地 喜美子 埼玉県立がんセンター, 研究所血清ウィルス部, 研究員 (00161414)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1989年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | ヒト21番染色体 / NotIリンキングクロ-ン / NotI物理地図 |
研究概要 |
ヒト21番染色をNotIで分解した場合、何本のバンドが生じるかを検討した。方法としては、ヒト由来のものとして21番染色体のみをもつヒト-マウス雑種細胞を用い、NotI分解物をPFG(パルスフィ-ルドゲル)電気泳動で分画したものに対し、Alu配列をプロ-ブとして、サザ-ンハイブリダイゼイションを行なった。詳細に検討した結果、37本のNotI断片が同定できた。それらの総延長は46メガ塩基対で、21番染色体の全鎖長にほぼ匹敵する。このことは、36個の独立したNotIリンキングクロ-ンで、ほぼ完全な物理地図が作成できることを示す。既に約20数個の独立したNotIリンキングクロ-ンを我々は得ている。地図づくりを容易にするため、得られているクロ-ンにつき、非均衝型転座により21番染色体が、部分的にモノソミ-、またはトリソミ-となった細胞を用いてin situハイブリデイゼイション、及び、サザ-ンハイブリダイゼイションを行なうことにより、各クロ-ンが染色体のどの領域に由来するかを決定した。各クロ-ンをプロ-ブすることにより、そのNotIサイトをはさんで存在する2つのNotIフラグメントの同定を行ない、他のリンキングクロ-ンで検出されるNotI断片とのオ-バ-ラップを見た。現在も地図づくりは進行中であるが、pter-q21領域で全長が11.6メガ塩基対にわたるNotI地図が出来た。他部位でも部分的にではあるが地図が出来つつある。
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