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蛋白キナ-ゼによるトランスミッタ-放出の調節機構

研究課題

研究課題/領域番号 01659514
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

清水 信義  慶応義塾大学, 医学部, 教授 (50162706)

研究分担者 平井 雅道  慶応義塾大学, 医学部, 助手 (10168635)
工藤 純  慶応義塾大学, 医学部, 助手 (80178003)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1989年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード80K蛋白 / MARCKS / シナプトソ-ム / Cキナ-ゼ / 蛋白リン酸化 / モノクロ-ナル抗体 / シグナル伝達
研究概要

1)80K蛋白cDNAのクロ-ニング及び一次構造解析:ラット脳シナプトソ-ムでCキナ-ゼの主要な基質と考えられている蛋白と相同なヒト蛋白をヒト培養細胞より精製した。その過程で分子量のわずかに異なる2種の蛋白(80K-H,80K-L)が存在することが明らかとなった。80K-Hに関しては、アミノ末端よりアミノ酸配列を23残基決定した。さらにブロモシアン分解により得られた2つのペプチドのアミノ酸配列も部分的に決定した。アミノ末端から23残基に対応する塩基配列を予想しヌクレオチドを合成した。これをプロ-ブとしてλgt10ヒトA431細胞cDNAライブラリ-より、80K-H蛋白cDNAを得た。cDNA塩基配列を決定し、80K-H蛋白のアミノ酸配列を推定した。80K-Hは513アミノ酸からなり分子量は57kDaで、その中にGluが非常に多い領域が存在した。一方、80K-Lに関しては、トリプシン分解産物のアミノ酸配列を8残基決定できた。この配列は既に報告されたウシMARCKS蛋白中に見いだされ、80K-LはウシMARCKSと相同であると考えられた。80K-L蛋白アミノ酸配列より推定した塩基配列及びMARCKScDNA塩基配列の一部に相当する2種のヌクレオチドを合成し上記cDNAライブラリ-より2クロ-ンを得た。現在塩基配列を決定中である。
2)モノクロ-ナル抗体の作成:80K-Hのアミノ末端20残基及び80K-Lの部分アミノ酸配列20残基に相当するペプチドを合成しKLHに接合後、免疫原としてモノクロ-ナル抗体作成を試みた。現在、得られたクロ-ンを解析中である。抗血清を用いた予備実験において抗80K-H血清は中枢及び末梢神経線維に強い染色性を示した。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Sakai,K: "Isolation of cDNAs Encoding a Substrate for Protein Kinase C:Nucleotide Sequence and Chromosomal Mapping of the Gene for a Human 80K Protein." Genomics. 5. 309-315 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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