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Ipomoea属におけるSー複対立遺伝子の構造と形質発現に関する分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01660006
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関三重大学

研究代表者

神山 康夫  三重大学, 生物資源学部, 助教授 (80024579)

研究分担者 中村 研三  名古屋大学, 農学部, 助教授 (80164292)
旭 正  名古屋大学, 農学部, 教授 (10023392)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1989年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード自家不和合性 / 遺伝子クローニング / Sー複対立遺伝子 / cDNAライブラリー / Ipomoea属植物
研究概要

胞子体型自家不和合性を有するサツマイモおよびその近縁野生種におけるSー複対立遺伝子のクローニングを行ない、Sー復対立遺伝子の構造と形質発現機構を明らかにすることを目的として以下の実験を行なった。
1.S4ホモ型個体の柱頭から得たpoly(A)^+RNAを用いてcDNAを合成したのち、これをファージベクター(λgtll)DNAに組込み、S4型柱頭のcDNAライブラリーを作成した。
2.このcDNAライブラリーから柱頭およぴSー遺伝子型に特異的なcDNAクローンを得るため、S_3型個体の柱頭ならびにS4型個体の葉および葉柄から得たpoly(A)^+RNAを用いて、^<32>PでラべルしたcDNAプローブをそれぞれ作成した。次いでS4型柱頭のcDNAライブラリーに対して、これらのプローブによるdifferential screeningを行なった。その結果、S4型柱頭に特異的であると思われる37クローンを得た。
3.得られたcDNAクローンをプローブとして、Northern blotting法による分析を行なった結果、Sー遺伝子型特異性ならびに形質発現組織特異性を示す4種類のcDNAクローンを得た。この中で、A1、A2、A3群に属するクローンは、いずれも柱頭でのみ特異的に発現するmRNAに対応しており、それに加えてA1とA2群のクローンはSー遺伝子型特異性が高いものと推定された。さらに、B群のクローンは柱頭と花粉の両器官で特異的に発現していることが明らかとなった。このような遺伝子クローンについてはまだ報告がなく、本研究で初めて得られたB群のcDNAクローンは、A群のcDNAクローンとともに自家不和合性機構に関わる有力な遺伝子候補と考えられる。現在、これらcDNAの塩基配列を解析中である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 神山康夫: "Ipomoea属における自家不和合性遺伝子の構造と形質発現 1.cDNAライブラリーの作成とSー遺伝子のクローニング" 育種学雑誌. 39(2). 196-197 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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