研究課題/領域番号 |
01840021
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学一般
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
安藤 喬志 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70029867)
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研究分担者 |
市原 潤子 大阪大学, 産業科学研究所, 教務職員 (60110772)
花房 昭静 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (70033777)
藤原 秀樹 大阪工業大学, 工学部, 教授 (70079557)
藤田 光恵 滋賀医科大学, 医学部, 教務職員 (40175576)
木村 隆英 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (70167378)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1990年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1989年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 超音波 / ソノケミストリ- / 不均一層反応 / 有機合成 / ブロック共重合 |
研究概要 |
1.超音波照射下の化学反応を効率よく、かつ手軽に実施するための反応装置を、市販の超音波ホモジナイザ-を用いることにより試作した。反応容器は超音波特性、とくに波長と液の高さを考慮して設計しなければならないことを見いだした。 2.上記反応装置のほか、超音波洗浄器、投げこみ式超音波発生装置などを用いて、下記の超音波化学反応の研究を行った。 (1)金属水素化物によるハロゲン化アルキルの還元反応において、超音波照射が反応経路をイオン機構からラジカル機構へとスイッチすることを見いだした。また、四酢酸鉛によるオレフィンの酸化反応において、超音波照射が反応経路をイオン機構からラジカル機構へとスイッチすることを見いだした。 (2)ポリ塩化ビニルとメタクリル酸メチルとの共重合反応に対する超音波照射の効果を検討し、ブロックコポリマ-とホモポリマ-の組成比、平均重合度、反応速度など、新素材開発に関する基礎的知見を得た。 (3)ジアリルテレフタレ-トと水系からポリジアルテレフタレ-トの合成を超音波照射下に行った。この反応についても、重合度および重合速度に関する超音波照射の影響を検討し、その反応の機構について考察した。 (4)二フッ化水素塩とフッ化アルミニウムの混合物が、超音波照射下にエポキシドからフルオロヒドリンを合成する反応およびアルケンのハロフルオロ化に対する新しい反応試剤となることを見いだした。 3.反応をスケ-ルアップするためのシステムの開発を試み、反応容器は小さいままにフロ-方式を採用するシステムを試作した。
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