研究課題/領域番号 |
01850068
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子通信系統工学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
板橋 秀一 筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (70151454)
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研究分担者 |
榑松 明 ATR自動翻訳電話研究所, 社長
牧野 正三 東北大学, 応情研センター, 助教授 (00089806)
小畑 秀文 東京農工大学, 工学部, 教授 (80013720)
白井 克彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063702)
藤崎 博也 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (80010776)
城戸 健一 東北大学, 応用情報学研研究センター長, 教授 (30006209)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
24,800千円 (直接経費: 24,800千円)
1991年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1990年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1989年度: 10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
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キーワード | 音声 / 音声コ-パス / 音声処理 / 音声デ-タ・ベ-ス / 騒音 / 日本語 / CDーROM / DAT / 音声デ-タベ-ス / CD-ROM / 音声情報処理 |
研究概要 |
音声リストとして音韻バランス256単語、110単音節、アクセントバランス70短文、疑問文11文、音節バランス7文、童話1種、天気予報文章2種、放送文章2種を選択した。これに基づいて男女各10名計20名の音声をディジタルオ-ディオテ-プ(DAT)に高品質録音として収録した。 騒音下での音声処理の影響を調べるため、計算機室の騒音を収録した。動作させる機器の種類や数を変えて4種類の条件の下で2時間の騒音デ-タをDATテ-プに収録した。 初年度に収録した男女各10名計20名の話者による音声デ-タ(各項目4回発声、1名当り2時間計40時間余りの音声)を検聴し、録音・発声状態の良好なもの、男女各6名計12名の音声デ-タ(1名当たり約2時間計24時間)を選んだ。それらについて、検索が便利になるように各項目ごとにプログラム番号をつけて、音声デ-タベ-ス用マスタ-テ-プを作成した。また、各発声項目の発音の状態や録音状況を詳細に記述した検聴表を作成した。 上記DATデ-タの中、連続音声資料7種について、4回の発声中最も品質の良いもの1回を選び、それをCDーROMに記録した。これは日本語の文章音声のCDーROM版音声デ-タベ-スとしては日本で初めての試みと言って良いであろう。さらに単音節101語、外来音節9語、音素バランス単語216語の編集処理を行い、4回発声中最も品質の良いもの1回を選びCDーROM化した。 音声デ-タベ-スの主要な目的の一つは、音声分析・合成や音声認識手法の開発およびその比較・評価に利用することである。そこで、種々の方法による音声分析・認識実験を試みた。また騒音環境下での音声/非音声の識別や騒音中の音声認識について幾つかの手法が有効であることを示した。
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