| 研究分担者 |
松井 繁之 大阪大学, 工学部, 助教授 (70029271)
桝谷 浩 金沢大学, 工学部, 助手 (20157217)
堀川 都志雄 大阪工業大学, 工学部, 助教授 (30047401)
谷平 勉 近畿大学, 理工学部, 助教授 (30088413)
岡村 宏一 大阪工業大学, 工学部, 教授 (20079510)
|
|---|
| 研究概要 |
1.鋼板・コンクリ-ト合成床版の静的および動的(衝撃)破壊機構と設計法(担当,園田,鬼頭,桝谷):鋼板・コンクリ-ト合成床版(ロビンソンスラブ)の12体の供試体に対して載荷面積の異なる2種類のパッチ荷重による静的破壊実験を行い,スタッドの配置と耐荷力と破壊形式の関係を明らかにした.つぎに実験で得られ破壊形式を表現できるメッシュ分割を用いた3次元剛体バネ要素法と提案し,この種の合成床版の設計に必要な終局強度解析法としての適用性を検討した.この解析法は低自由度の数値解析法で実用的と思われるが,精度面でまだ検討するべき問題点を残している.一方,合成床版の動的破壊機構の解明のための基礎研究として,重鍾の落下によるRCはりの衝撃破壊実験を行い,衝撃荷重と破壊モ-ドの関係を明らかにした.
2.輪荷重反復作用下での合成床版の破壊機構(担当,岡村,堀川,栗田):大阪工業大学所有の自走式大型輪荷重装置を用いて,実物大トラス形ジベル合成床版2体の疲労実験を行い,走行回数と残留たわみ量,コンクリ-トひびわれ幅,鋼板のずれ量の関係を明らかにした.
3.鋼板補強RC床版の疲労破壊機構(担当,松井):ロビンソンスラブを取上げ,大阪大学所有の輪荷重装置を用いて,7体の供試体の疲労破壊実験を行い,スタッドの溶植部の疲労破断による破壊機構を明らかにし,この種の床版の疲労設計法の基礎資料を提供した.
4.連続合成桁の輪荷重走行下での残留変形特性(担所,谷平):2径間連続合成桁に対するシミュレ-ション解析とモデル実験を行った.また,残留変形特性の改善に寄与できると思われる縞付きH型鋼のスタッド併用によるせん断付着特性を明らかにした.
以上
|
