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電子計算機援用による結晶および粒界の迅速高精度自動方位解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 01850164
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 金属材料
研究機関京都大学

研究代表者

三浦 精  京都大学, 工学部, 教授 (00066169)

研究分担者 尾中 晋  京都大学, 工学部, 助手 (40194576)
橋本 敏  京都大学, 工学部, 助教授 (50127122)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1989年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードX線回折 / 結晶方位解析 / 結晶方位 / 粒界制御
研究概要

X線回折図形から結晶の方位を決定して高精度のステレオ投影図を迅速に描く自動システムの開発を試み、高性能かつ実用的なシステムを完成させた。
本システムの基本構成は、(1)デジタイザ-による回折図形のパ-ソナルコンピュ-タ-への入力、(2)コンピュ-タ-による回折図形の指数付けのための演算、そして(3)パ-ソナルプロッタ-によるステレオ投影図の描画、となっている。回折図形の入力からステレオ投影図の描画終了までの所要時間は約200秒程度、解析精度は0.2度以下である。現時点では解析可能な結晶系は立方晶系および六方晶系であるが、必要な基礎デ-タの入力により他の結晶系の解析も容易に可能となる拡張性を有している。さらに本システムには、結晶相互の方位関係を解析するためのプログラムや任意の軸回りの回転操作に伴うステレオ投影図の変化を求めるためのプログラムも内蔵されており、これらの機能は結晶粒界の構造解析や双結晶、三重結晶など多結晶育成時における結晶粒界の構造制御に応用できる。
結晶性材料の物性の研究には高精度にその方位を決定、制御することが不可欠であるが、本システムを利用することにより容易にそれらを達成することができる。研究代表者らの行った双結晶および三重結晶における力学物性の研究に際しても大きな効果を発揮し、それらの力学物性と含まれる粒界の構造の間の関係を詳細に議論することが可能となった。また、本システムは汎用性の高い装置により構成されており、結晶性材料の物性を研究するほとんどの研究機関で運用が可能となる。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Sei Miura: "Effects of a Boundary Node on Grain-Boundary Sliding and Intergranular Fracture in Cu-9at.%A1 Tricrystals" Journal de Physique.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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