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プラズマ溶射法による固体電解質薄膜の作製と固体燃料電池への応用

研究課題

研究課題/領域番号 01850186
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 工業物理化学・複合材料
研究機関小山工業高等専門学校

研究代表者

奥山 優  小山工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (50042528)

研究期間 (年度) 1989 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード固体燃料電池(SOFC) / プロトン伝導型固体電解質 / SrCe_<0.95>Yb_<0.05>O_<3ーα> / プラズマ溶射 / 溶射.セラミック膜 / SrCe_<0.95>Yb_<0.05>O_<3-α> / SrZrO_3 / 固体燃料電池 / 固体電電解質 / プロトン伝導体 / SrCe_<0.95>Yb_<0.05>O_3 / SrZr_<0.95>Yb_<0.05>O_3 / 固体電解質
研究概要

固体燃料電池はこれまでのリン酸燃料電池や溶融炭酸塩燃料電池に比べ運転時の液漏れや蒸発による電解質の枯渇による補給を必要としないことや電解質を薄くできることなどスタッフの集積化が向上し、小規模から大規模な発電に至るまでの任意の規模を可能にする。燃料に石炭や石油ガスを用いた場合、電池内部でクラッキングが行なえるなどの利点もあるが、セラミック系の電解質では、作動温度が900〜1000℃と著しく高温であり、不利な面も多い。このため、固体電解質の伝導度の向上あるいは固体電解質膜の薄膜化を図る必要がある。そこで、本研究では特に将来有望な電解質と考えられているSrCeO_3を中心とするプロトン伝導型固体電解質を対象としてプラズマ溶射により薄膜化を試みた。本研究ではプラズマ溶射により作製された膜の固体電解質としての特性を検討し、薄膜化による性能の向上を向した。最終的には、これを用いて、固体燃料電のスタックを組み立て、電池としての性能の評価を行なった。原料であるCeO_2、Sr(OH)_2、Yb_2O_3の粉末を理論量混合し、1200℃で10時間焼成した後、粉砕し溶射すると目的のSrCe_<0.95>Yb_<0.05>O_<3ーα>薄膜が得られ、プロトン伝導性を示した。しかし、焼結体に比べると伝導度で1〜2桁程度、機械強度で1桁程度劣った。伝導度は薄膜化で対応でき、機械強度はSrZrO_3の混合溶射で向上させ得ることがわかった。SrCe_<0.95>Yb_<0.05>O_<3ーα>薄膜を用いて、水素ー酸素固体燃料電池をプラズマ溶射により組立て、その起電力、放電特性、電解質特性の評価を行なった。電池として作動したが、起電力は1000℃で0.5V程度であり、放電々流も0.3mA/cm^2であった。この原因は電解膜で水素ガスが透過するためであり、さらに薄膜化するためにも、より緻密な溶射膜の作製が必要であることがわかった。

報告書

(4件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 奥山 優: "プラズマ溶射により作製した固体電解質" 1990年電気化学秋季大会講演要旨集. 118 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 奥山 優: "プラズマ溶射により作製したプロトン伝導型固体電解質" 1991年電気化学秋季大会講演要旨集. 96 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 奥山 優: "プラズマ溶射法により作製したプロトン伝導型固体電解質を用いた固体燃料電池の試作とその特性" 1992年電気化学協会第59回大会講演要旨集. 105 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masaru Okuyama: "Formation of Thin Films of Proton-Conductive Solid Electrolytes by Plasma-Spray and Their Application to SOFC" The abstract of The First West Pacific Electrochemistry Symposium. (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masaru Okuyama: "Solid Electroytes Produced by Plasma Spraying" 1990 Autumnal Meeting of Denki kagaku, Abst.118 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masaru Okuyama: "Proton-Conductive Solid Electrolytes Produced by Plasma Spraying" 1991 Autumnal Meeting of Denki kagaku, Abst.96 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masaru Okuyama: "Trial Setup of SOFC Using Proton-Conductive Solid Electrolytes Produced by Plasma-Spraying Method" 1992 Denki kagaku 59th Meeting, Abst. 105 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masaru Okuyama: "Formation of Thin Films of Proton-Conductive Solid Electrolytes by Plasma-Spray and Their Application to SOFC" The 1st West Passific Electrochem. Symposium, Abst.(1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 奥山 優: "プラズマ溶射により作製したプロトン伝導型固体電解質" 1991年電気化学講演要旨集. 96- (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 奥山 優: "プラズマ溶射法により作製したプロトン伝導型固体電解質を用いた固体燃料電池の試作とその特性" 1992年電気化学第59回大会講演要旨集. 105- (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2019-02-15  

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