研究課題/領域番号 |
01850209
|
研究種目 |
試験研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械工作
|
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
大河内 禎一 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (20024218)
|
研究分担者 |
浦田 喜彦 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (60024329)
深津 鋼次 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (70024271)
田中 皓一 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (70024362)
川嶋 絋一朗 (川嶋 紘一郎 / 川嶋 紘一朗) 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (50023239)
松原 十三生 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (20026032)
竹中 弘 東邦ガス(株), 総合技術研究所, 次長
|
研究期間 (年度) |
1989 – 1991
|
研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
|
配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1991年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1990年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
|
キーワード | 機械加工 / 衝撃 / セラミックス / ドライアイス / 飛翔体 / 孔明け / 切削 / ガスガン / 衝撃力 / 破砕 / コンクリ-ト |
研究概要 |
セラミックスは、構造材料として実用化が期待されているが、その機械加工法が未だ十分発達していないのが現状である。 本研究は、セラミックスの機械加工技術、特にせん断作用による切削加工技術の開発を目標としており、高圧窒素ガスガンによりドライアイス飛翔体を加速し、その衝撃力を治具の内部に装填されたセラミックス板に加え、せん断作用により孔明け加工を行う技術および衝撃力を直線加工治具内部の材料に加え、静止した工具による直線的な切削加工を行う技術の開発に関して行われたものである。高速飛翔体による衝撃の利用は、材料加工の時間的高効率の追求のみならず、被加工材の靭性効果の低下およびその衝撃力を試料の加工部に集中して加工の効率を上げることに適合し、この加工法をより有利に活用できる。 ドライアイスを飛翔体として衝撃を加える材料に用いることは、その化学的安定性、来雑物の無いクリ-ンな性質、昇華性および経済性の他に、動力学的にも適当であることが判った。 ドライアイス飛翔体の衝撃力を加工用工具に与えて、せん断作用を利用する孔明加工治具の基本的機能、加工過程の実現を可能とする因子、すなわち、セラミックス試料板面を孔明治具内部で保持する圧力(面圧力)、工具と孔治具との寸法差(クリアランス)、試料板のせん断による破断面のプロファイル、特にその破断円孔の半径差の最大値(高度差)および孔周辺の試料板の強度等に対する諸因子相互の関連条件が明らかにされた。 高速切削加工を行う上での、工具と形状、工具の被削材の保持方法、被削材の運動状態および治具形状についての最適な条件が得られた。さらに加工部断面の変質層より高速切削の有利性、高効率性が知られた。
|