研究課題/領域番号 |
01860039
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
畜産学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
長谷川 喜久 群馬大学, 医学部, 助手 (40092001)
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研究分担者 |
後藤 和文 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (30162142)
福田 正樹 群馬大学, 医学部, 教務員
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
10,900千円 (直接経費: 10,900千円)
1991年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1990年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1989年度: 8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
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キーワード | インヒビン / RIA / 受動免疫 / ウシ / サンドイッチ測定法 / 抗体の作成 / 単クロ-ン抗体 / サンドイッチ法 / ユウロピウム / 測定法 / 卵胞発育 / FSH / ヒト |
研究概要 |
本研究はウシのインヒビンを大量に集めて、その抗体を作成して、感度の良いインヒビンの測定法を開発し、ウシやヒトの生殖機能の調節因子としてのインヒビンの役割を明らかにすることを目的とする。 1.前年度までに開発したウシインヒビンの免疫吸着クロマトにより純化したインヒビンを山羊に免疫し、大量のインヒビンのポリクロ-ナル抗体を作成した。この抗体を用いて、ヒトとラットのインヒビンの精製に使用できる免疫吸着クロマト法を開発した。これらの純化したインヒビンをそれぞれのRIA系に用いることにより、より精度の良いRIAを確立することができた。 2.山羊で大量に作成したインヒビンの抗体を雄牛に投与するとウシの血中FSHが上昇した。この結果は、雄牛においてもFSHの分泌はインヒビンによって調節されており、インヒビン抗体により血中インヒビン活性が中和されることによりFSHが上昇することを示している。従って雄牛のインヒビンはその生殖機能と密接な関連のあることが示唆された。事実、乏精子症あるいは無精子症のウシの血中インヒビン濃度は明らかに低値を示していた。 3.ウシインヒビン抗体を雌牛の黄体期に投与すると血中FSHが上昇し卵胞の発育が開始する。従って黄体期におけるFSHの分泌はプロジェステロンではなく、インヒビンによって抑制されていることが示唆された。 4.私共はこれまでに作成した多くのインヒビンの抗体の中からRIAに適した抗体により高感度のRIA系を確立した。この系によりウシ、ブタ山羊、ラット、ヒトやサルのインヒビンを測定することができた。しかしながら、ウシとヒトの卵胞液中にはRIAに交差するαサブユニットの前駆体が含まれていることが判った。従って現在αとβサブユニットの抗体により特異性の高いサンドイッチアッセイ法を開発している。
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