研究課題/領域番号 |
01870006
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経・筋肉生理学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
平野 丈夫 群馬大学, 医学部, 講師 (50181178)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
1990年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1989年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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キーワード | レ-ザ- / ケ-ジ分子 / 生理活性物質 / 光化学反応 / カルシウムイオン / 膜電位 / 測光 / 蛍光顕微鏡 |
研究概要 |
蛍光倒立顕微鏡を中心に、(1)ゲ-ジ分子を用いレ-ザ-光による光化学反応を利用し、Caイオンやサイクリックヌクレオチド等の生理活性物質を局所投与し、また(2)細胞膜電位、(3)細胞内Caイオン濃度を同時測光できるシステムを試作した。(1)レ-ザ-としては紫外N_2レ-ザ-を用い、光ファイバ-を使用して顕微鏡3眼鏡筒部へ導いた。3眼鏡筒には光ファイバ-中で広がった光を平行光線とするレンズ系と光束の照射位置の微調節を行う2次元微動装置を取り付けた。(2)細胞膜電位の測光は透過光光源よりフィルタ-を通し705nmの光を照射し、膜電位感受性色素としてはRH155等を使用し、標本を透過した光を顕微鏡側筒に導き、フォトダイオ-ドで測光するようにした。(3)細胞内Caイオン濃度の測光にはFluo3AMという可視光で励起されまた細胞外液に加えるだけで細胞内に負荷できる色素を用い、落射蛍光光源・ダイクロイックミラ-により490nm前後の光を標本に照射し、530nmの蛍光を顕微鏡側筒に導き、光電子増倍管で測光するようにした。また記録された電気信号はADコンバ-タ-でディジタル信号へ変換し、コンピュ-タ-に取り込ませ、デ-タ解析を行えるようにした。本システムには現在、レ-ザ-光の標本への到達率が低い、測光の空間的分解能が良くないという問題がある。上記の2つの問題点を克服すべく、レ-ザ-光の異なる顕微鏡部位からの照射、測光部の多点化といった改良を計画中である。
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