研究課題/領域番号 |
01870020
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細菌学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三輪谷 俊夫 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (60029759)
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研究分担者 |
坂本 雅子 財団法人阪大微生物病研究会, 係長
有田 美知子 大阪大学微生物病研究所, 助手 (10127178)
余 明順 大阪大学微生物病研究所, 助手 (70093482)
山本 耕一郎 大阪大学微生物病研究所, 助手 (30158274)
本田 武司 大阪大学微生物病研究所, 助教授 (60029808)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
1990年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1989年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | 病原因子 / 毒素 / 定着因子 / 腸炎ビブリオ / 毒素原性大腸菌 / コレラ菌 / 抗体 / ELISA / 線毛 / 蛋白毒素 |
研究概要 |
本研究の目的を遂行するための最も重要な点は、主要な腸管感染病原因子を特定し、分離精製を行い、さらに特異抗体を作成すること、そして、これらを用いて種々の病原因子の免疫学的検出法を開発することである。病原因子としては、感染発症に必要な(1)定着因子、(2)毒素に注目して研究をすすめた。その結果、本補助金により、当研究室で行ってきた研究成果の他に新たに、下記の病原因子について上記の目的をほぼ達成することが出来た。 1.定着因子 (1)Enterotoxigenic.E.coli の CFA/ll、CFA/lll (2)Vibrio cholerae 01およびnonー01のHemagglutinin (3)Aeromonas hydrophilaの線毛 2.毒素 (1)Virio parahaemolyticusのTDH/TRH family毒素 (2)Vibrio hollisaeのTDH類似毒素 (3)Enterotoxigenic E.coliのSTおよびLTエンテロトキシン (4)Vibrio choleraeのElーTor型溶血毒 (5)Vibrio metschnikoviiのCytolysin (6)Bacillus cereusの溶血毒 上述の病原因子のポリクロ-ナルおよびモノクロ-ナル抗体を組み合せたEIA系を主として開発し、免疫学的な病原因子の検出系を確立し、さらにこれらの系を用いた応用的研究もすすめた。
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