研究課題/領域番号 |
01870071
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
水野 正彦 東京大学, 医学部(病), 教授 (10010175)
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研究分担者 |
加藤 尚彦 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80010023)
広井 正彦 (廣井 正彦) 山形大学, 医学部, 教授 (60018364)
堤 治 東京大学, 医学部(病), 助手 (60134574)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
24,500千円 (直接経費: 24,500千円)
1991年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1990年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1989年度: 11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
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キーワード | oocyte / embryo / in vitro fertilization / glucose / hexokinase / epidermal growth factor / glucose transporter / glucose uptake / epidermal growth facto / 未受精卵 / 初期胚 / 人口受精 / viability / 胚培養 / EGF / 受容体 / エネルギ-代謝 / 人工受精 / デオキシグルコ-ス |
研究概要 |
1)哺乳動物初期胚のエネルギ-代謝は体外培養による成績から発育過程でglucose非依存型からglucose依存型へと変換することが知られているが、本研究では超微量定量法(酵素的サイクリング)を応用し、一個の卵を試料として酵素活性や中間代謝物両を測定する方法を確立した。それによりエネルギ-利用性の変化はヒトを含めてhexokinaseが律速酵素であることを明らかにした。 2)実験動物(マウス)の未成熟卵、成熟卵、受精卵、発育段階にある卵でglucoseのanalogであるdeoxyglucose(DG)を用い卵が生存するために不可欠なエネルギ-代謝(glucose利用性)の特性をglucoseの取込み能の発達の面から解析した。卵の成熟分化に伴い取込み能は増加し、卵の栄養依存性の変化はglucose取込み能にも依存することを明らかにした。 3)ハムスタ-卵をin vivoまたはin vitroで成熟せしめイノシト-ル3リン酸を微量注入し微小電極により細胞内電位を測定する方法とカルシウム結合性蛍光色素(Furaー2)を取り込のせた卵を用い、蛍光計により受精時のカルシウム濃度変化を計測し方法を開発し、卵成熟・受精に伴う細胞内カルシウム動態を解析した。 4)ヒト体外受精体外培養時に得られる卵胞液を分析し卵の成熟度と卵胞液中のhCG濃度が相関することを明らかにした。またhCG濃度は妊娠率とも相関を認め、卵胞液hCG濃度はIVFの予後指針と成りえることを示唆した。
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