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失語症患者用の言語自習装置及び音声・絵カ-ド電子辞書の開発

研究課題

研究課題/領域番号 01870073
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関東京大学

研究代表者

桐谷 滋  東京大学, 医学部(医), 教授 (90010032)

研究分担者 廣瀬 肇  東京大学, 医学部, 教授 (80010031)
柴田 貞雄  国立身体障害者リハセンタ学院, 学院長
福迫 陽子  東京大学, 医学部, 助教授 (20218902)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1989年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード言語障害 / 失語症 / 言語訓練 / 絵カ-ド / 電子化辞書
研究概要

本研究は、失語症患者の言語訓練のために、パ-ソナルコンピュ-タを用いてある程度自習可能な装置を開発するものである。基本的には、絵カ-ド及び対応する単語ないし単文の音声を電子化辞書として計算機に記憶する。複数の絵カ-ドを表示して対応する音声を出力、絵カ-ドを選択、指示させるものである。
1.絵カ-ドの作成 名詞基本単語約300、動詞基本単語約80を選定し、絵カ-ドを作成した(動詞については、各動詞と主語ないし目的語等を組みあわせた単文に対する絵、一動詞あたり約4枚)。又、平均7単語の対象物を含む情景画を15枚作成した。
2.電子化辞書の作成 絵カ-ドをイメ-ジスキャナにより、対応する音声をA/D変換器により入力・電子化辞書として記憶した。
当初CDROMを予定していたが、汎用のディスク装置の急激な大容量化、低価格化の現況を考慮し、一般に普及、頒布する際の価格、デ-タ更新の便利さ等を考慮して、可般・交換型ユニットを採用することとした。ユニットを3台購入し開発用及び試用装置用(国立リハセンタ、都養育院)に使用した。
3.基本訓練プログラムの作成1)名詞ポインティング2)情景画による名詞ポインティング3)動詞単文ポインティング4)助詞の選択回答の訓練プログラムを作成した。
4.上記プログラムを国立リハセンタ及び都養育院の協力を得て失語症患者の言語訓練に試用し、有用であるとの見通しを得た。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 桐谷滋: "パ-ソナルコンピュ-タによる失語症のための単語学習装置" 1989年電子情報通信学会秋季大会論文集. 1-63 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 福迫陽子: "リハビリテ-ション失語症" 東京医学.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] K.Fukuzawa: "Lexical Semantic Memory and Confrontation naming in aphasic patients" Aphasiology. 3. 249-265 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 廣瀬肇: "声の老化" JOHNS. 5. 1739-1744 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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